ご挨拶


いい活動してると評価される文化協会を目指して

 

八丈島文化協会会長 内山江差夫

 

 6月17日の第3回八丈島文化協会総会で、初代会長の浅沼亨年さんの後任として会長に選任されました。これまで文化の重責を担ったことのない素人文化人ですが、会員の皆さまと地域文化振興の蓄積のために、微力ながらやれることを着実に実行し努力していきたいと思います。文化協会と島の豊かな文化環境づくりのために、これまで以上のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 浅沼前会長は、八丈島に文化の華を咲かせ、誰もが等しく恵まれた文化環境の中で豊かな日々を送れるように心をくだかれ、「みんなで仲良く協力して」が口癖のトレードマークだった優しい方でした。良好な文化環境は地域の豊かな心を築くとも例えられます。この言葉が本物になるように、全理事が一丸となって、また会員の皆さんとも協力し合って頑張っていきたいと決意しているところです。

 協会設立から2年が経とうとしています。協会をどのように運営していこうかと、不安だらけで右往左往の2年間でしたが、期待に少しでも応えようと頑張る理事の旺盛なボランティア精神と行動力、行政をはじめ体育協会、観光協会など多くの関係団体のご支援とご協力で、設立当初に比して文化協会らしい組織活動のできる形も整いつつあります。また、島内文化団体の7割近くが会員として加入くださり、個人会員、賛助会員も増えつつあります。これらの会員さんたちが協会を支えてくださる中心の柱であり、何よりも力強いパートナーです。これに安住することなく、ともに島の文化振興のために、手を取り合って多様な活動をしていきたいと願っています。

 島の文化環境は、年々進展し蓄積されていますが、離島に誇れるホール運営や地域にある文化財の整備活用など、新たな課題も多くあります。島民が等しく文化を享受する権利の拡大も視野に据えながら、いつも活動的で、新たなことにチャレンジする協会でありたいと思います。温かい目線での見守りと率直なご意見などのご支援をよろしくお願いいたします。