浦安市立図書館:開館32年で貸出数5000万冊突破へ
毎日新聞 2015年06月08日 08時21分
◇同規模自治体 東京・西東京市が40年、同・日野市が49年
千葉県の浦安市立図書館の累積貸出冊数が今月中にも5000万冊を突破する。同図書館は、蔵書が充実し、利用しやすい図書館として全国的にも知られている。開館32年での達成は、人口15万〜20万人の同規模自治体で最速という。
浦安市立図書館は1983年に中央図書館がオープンし、七つの分館がある。2014年度の利用統計によると、蔵書は117万4270冊。市民1人当たり7.21冊で全国市区町村平均3.02冊の約2.4倍と充実している。
年間貸出冊数は1人当たり12.37冊で、同平均5.43冊の倍以上だ。累積貸出冊数は5月末に約4984万5000冊となり、今月下旬〜7月上旬には5000万冊に到達する。同規模自治体では東京都西東京市が40年、日野市が49年かかった。
浦安市立図書館は開館当初から、館内をオンラインのネットワークで結ぶなど先進的な取り組みで注目を集めた。開館は市制施行(81年4月)の2年後で、斎藤潤子中央図書館長は「市が拡大し活性化する中、新しい世代が図書館にたくさん訪れた」と振り返る。
その後も、障害などで来館が難しい市民への宅配や、市内の病院への図書コーナー設置などサービスの充実に努めている。06年にはカフェを併設したラウンジを増築し、弁当の持ち込みや蔵書閲覧も認めるなど開放的な雰囲気を作り出している。
来月6日からは毎週月曜日の定休日をなくす予定。斎藤館長は「これからもさまざまな本との出会いの場となる図書館作りをしていきたい」と話している。【小林多美子】