一宮町では、昨年12月末千葉県環境財団にウミガメ会議を含めた壮大なウミガメ事業の補助金の申請をしました。 これによると、この事業は総額1930万円で一宮町が事業主体になっています。そして、本年度から3年間わたるものです。 これについては、これまで一切公開されていませんでした。以下にまとめてみました。 ウミガメ事業は町主催。総額1930万円! 千葉県環境財団に補助金の交付を申請 【ウミガメだけに940万円を支出する計画】 町では、ウミガメ事業に関して、千葉県環境財団への補助金の交付を昨年12月末に申請しました。4月半ばに、交付の決定が通知されました。ところが実は、町からの補助金の負担が減るのではなく、向こう3年間で一宮町は940万円を支出する大事業になっていました。 玉川町長はウミガメ研究などで、一宮町を宣伝しアピールしていく考えのようです。 【県民の税金も690万円】 実は、ウミガメに関する事業は、ウミガメ会議を含めて3年間で総額1930万円です。 そのうち町の負担は、約940万円。千葉県環境財団から約690万円の補助金を受けます。これも主として千葉県民の税金です。 大塚実基金や町の負担金ではないからいくらでも出してしまえ、とでも言うような計画です。 【ウミガメのために街灯を交換】 その事業の内容は、 @ウミガメに発信機を取り付け衛星による追跡調査を行い、生態調査を行う。 Aウミガメ会議の開催。 B海岸近辺の街灯を赤色LEDに付け替える(ウミガメの産卵や子ガメの孵化のため)。 Cウミガメの歴史についての調査を行い、冊子を作る。 Dウミガメ観察のための観察ルールガイドブックを作る。 太平洋を回遊するウミガメに発信機をつけて衛星による追跡調査をして、その生態を3年間にわたって調査します。また、ウミガメの産卵や子ガメの孵化に悪影響を与えないために海岸近くの街灯を交換する計画です。 これらは、どう考えても専門の研究機関や博物館、大学の研究室などが国の補助金を頂いて行うべき題材だと思われます。 【ウミガメ会議は一宮町主催?】 一宮町はこの事業の実施計画を昨年12/26に千葉県環境財団へ申請しました。それを見るとウミガメ会議を含めたこの事業主体は、いつの間にか一宮町になっていました。 申請内容では、ウミガメ会議も一宮町が主催する事業になっています。 【飲食費・人件費・宿泊費・旅費だけを一宮が支出する!】 しかも、千葉県環境財団への助成申請書と見ると、一宮町はウミガメ会議の予算のうち、飲食費・人件費・旅費・宿泊費などにだけ負担することになっています。 皆さんはこうしたウミガメ会議をめぐる事柄を通じてご覧になり、どのようにお感じでしょうか。 『大塚実海と緑の基金条例』では基金の設置主旨を、「一宮町の大地と海を繋ぐ海岸線の自然の保護と再生活動に資するため」としています。これだけの計画を敢えて進める考えであるという事は、一連の計画がこの主旨に合致しているとお考えなのでしょうが、 これは、大塚実基金の主旨に本当の意味で相応しいのでしょうか? それは、本当のところ一宮と一宮町民に何を還元するものなのでしょうか? 私には、ウミガメだけに特化してこれだけ多額の町民の資産を傾注する金銭感覚が全くわかりません。玉川町長の意図が全く理解できません。 玉川町長は、これらの事業に関して、その目的、経緯、一連の事業がもたらすであろう成果について、町民の皆様にきちんと説明するべきでしょう。 私は正直なところ、それだけの事業を進めたいのであれば、町民のために有益に使うべき税金をそこに使わずに、玉川町長が個人で日本ウミガメ協議会へ寄付をして頂き、この事業を実現すればいいのではないかと思います。 私は、これらの計画を全て一旦白紙に戻して、公開された中で再検討し、町民の皆様に納得いただける形にするべきだと思います。 また同時に、今回のウミガメ会議に関して、玉川町長がご自身で問題点を精査して、今後どのように対処すべきかを、町民の皆さんに報告していただきたいと思っています。 質問状に対して玉川町長からいただいた回答文を以下からご覧いただけます。(遅くなって申し訳ございませんでした) 回答文@ http://tojo.uijin.com/doc/150507_kaitou138.pdf 回答文A http://tojo.uijin.com/doc/150521_kaitou206.pdf |
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