覚せい剤10キロ密輸、日本の暴力団員を逮捕

 韓国の検察が、覚せい剤10キロを韓国に密輸しようとした日本の暴力団員を逮捕した。

 ソウル中央地検強行部(沈載哲〈シム・ジェチョル〉部長)は4日、日本の暴力団員の男(34)を麻薬類管理法違反容疑で先月29日に緊急逮捕し、逮捕状を請求したと発表した。

 検察の調べによると、先月末に韓国に入国した男は、暴力団組織から覚せい剤10キロを受け取り、販売する目的で韓国に持ち込んでいたことが分かった。

 検察は男の宿泊場所を創作し、覚せい剤10キロを押収した。覚せい剤10キロは、価格にして333億ウォン(約37億1600万円)で、約33万人(1回につき0.03グラム)が同時に使用できる量だ。

 検察は、男が暴力団組織から覚せい剤を受け取って韓国で販売し、収益金を渡す役割を担っていたとみている。

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