イスタンブール=春日芳晃
2015年6月7日23時37分
トルコ総選挙(定数550)は7日、投票が行われた。開票が始まり、同日深夜(日本時間8日早朝)にも大勢が判明する見通し。
最大の焦点は、エルドアン大統領が悲願とする強い権限を持つ大統領制の実現を、有権者が認めるかどうか。エルドアン氏は支持基盤の与党・公正発展党(AKP)を大勝させ、大統領の権限を強化する憲法改正を目指す。
憲法改正は、国会議員の3分の2(367人)以上が賛成すれば可能。3分の2に届かなくても、5分の3(330人)以上の賛成で国民投票にはかることができ、国民投票での過半数の賛成で可能になる。
ただし、少数民族クルド系政党・人民民主主義党(HDP)が躍進すれば、その実現は極めて困難になるとみられている。
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