東京五輪が開かれる2020年、次世代の主力ロケット「H3(仮称)」が、宇宙へと飛び立つ。打ち上げコストを現行のH2Aロケットの半分程度に抑え、欧米が圧倒的シェアを握る衛星打ち上げ市場の一角に食い込む狙いだ。ただ、欧州では「アリアン6」、米国では「バルカン」といった新型ロケットがほぼ同じ頃に打ち上がる予定で、世界の衛星ビジネスの牙城を崩せるかは微妙な状況だ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)や三菱…
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