【世宗聯合ニュース】韓国政府の首相代行を務める崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官は7日、感染が拡大する中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの対応策を発表した。
崔氏は政府などが感染拡大のピークとされる6月中旬までMERSの封じ込めや予防に総力を挙げて取り組むほか、新型感染病の制度改善に関する法律の制定を最優先課題とする方針を示した。
自宅隔離者については、モニタリングを強化するためマンツーマンの担当制度を導入するほか、携帯電話を使っての位置確認も行う方針だ。
また崔氏は感染者を出した6病院と、感染した人が一時的に滞在した18病院の名前を公表した。感染者を出した病院は、国内最初の患者が確認され30人以上の感染者を出したソウル郊外の平沢聖母病院(京畿道平沢市、先月29日に閉鎖)や10人以上の感染者が発生したサムスンソウル病院など。
韓国保健福祉部はこの日、MERSコロナウイルスの感染者が14人増の64人に、死者が1人増え5人になったと発表した。