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MERS死者5人に=感染者は64人、病院名公表―韓国

時事通信 6月7日(日)8時38分配信

 【ソウル時事】韓国保健福祉省は7日、中東呼吸器症候群(MERS)の感染者14人が新たに確認され、うち75歳の男性が死亡したと発表した。全員が病院内での感染だった。感染者は計64人、死者は計5人となった。
 崔※(※=日の下に火)煥副首相兼企画財政相は7日、記者会見し、患者が発生または一時滞在した24の病院のリストを公表した。政府は「病院や地域に混乱を招く」として病院名を公表してこなかった。しかし、公表を求める世論が強い上、幅広い情報収集が必要と判断。最初の患者から多数が感染した京畿道平沢市の「平沢聖母病院」を5日に公表したのに続き、感染者が出た5病院と一時滞在した18病院を公表した。
 有名大型病院であるソウルの「サムスンソウル病院」では7日に10人の感染が確認され、感染者は計17人となった。平沢聖母病院で感染後、救急治療を受けた男性が感染源とみられ、首都ソウルでの三次感染拡大に不安が広がっている。 

最終更新:6月7日(日)17時4分

時事通信