韓国 ＭＥＲＳ感染者６４人 死者５人に

6月7日 18時26分

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重い肺炎などを引き起こす「ＭＥＲＳコロナウイルス」の感染が広がっている韓国では、これでまでに６４人の感染が確認され、このうち５人が死亡したほか、医療機関や自宅に隔離する措置が取られている人はおよそ１８００人に上っています。

韓国では、先月、中東から帰国した男性が「ＭＥＲＳコロナウイルス」に感染したことが確認され、男性が入院した病院を中心に感染が広がっています。
韓国の保健福祉省は７日、新たに１４人の感染が確認され、このうち７５歳の男性が死亡したことを明らかにし、これまでに感染が確認されたのは６４人、このうち死亡した人は５人となりました。
※チェ・ギョンファン副首相は７日午前、記者会見し、「感染はすべて医療機関の中で起きていることが確認されている」と述べました。
そのうえで、院内での感染が確認されたソウルと中部のピョンテク（平沢）やテジョン（大田）などにある６つの病院と、感染した人が一時的に滞在した１８の病院の名前を公表しました。
このうち、▽中東から帰国した男性が入院したピョンテクの病院では３６人が院内で感染したほか、▽ソウル市内の病院でも１７人の感染が確認されたということです。
韓国政府は、これらの病院で感染者に接触した人などおよそ１８００人を医療機関や自宅に隔離する措置を取り、担当者が対象となる人の行動を１人ずつチェックするなど、隔離の徹底を図っています。

※チェ・ギョンファン＝崔●煥、●＝日の下に火