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MERS 学会が感染早期発見へ注意喚起6月7日 18時35分
韓国で、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染者が増えていることを受け、日本感染症学会は、感染症対策を担う全国の医師らを対象に、国内で患者が出た場合に感染を早期に発見できるよう緊急の注意喚起を行いました。
緊急の注意喚起は、日本感染症学会が7日に都内で開いた感染症対策の講習会で行いました。
全国の病院で感染症対策を担う医師ら180人が集まった講習会では、韓国の状況について、中東から帰国した最初の患者が感染者となかなか気付けず、6つの医療機関に感染が広まったことなどが報告されました。
そのうえで、国内で患者が出た場合に備えて、▽受診の受け付けや医師の診察の際など複数回、患者に渡航歴を聞く機会を設け、感染の早期発見ができるようにすることや、▽MERSコロナウイルスの院内感染を防ぐ対策の徹底などを呼びかけました。
参加した医師の一人は「韓国の状況を見ていると、日本にも入ってくるかも知れないと意識を一段上げて対応すべきだと思いました」と話していました。
学会の岩田敏理事長は「韓国とは人の行き来も多いので、医療機関は改めて対策を徹底してほしい。MERSは重症化しやすく集中治療が必要になるので、万が一に備え集中治療の専門家との連携も進めていきたい」と話していました。
全国の病院で感染症対策を担う医師ら180人が集まった講習会では、韓国の状況について、中東から帰国した最初の患者が感染者となかなか気付けず、6つの医療機関に感染が広まったことなどが報告されました。
そのうえで、国内で患者が出た場合に備えて、▽受診の受け付けや医師の診察の際など複数回、患者に渡航歴を聞く機会を設け、感染の早期発見ができるようにすることや、▽MERSコロナウイルスの院内感染を防ぐ対策の徹底などを呼びかけました。
参加した医師の一人は「韓国の状況を見ていると、日本にも入ってくるかも知れないと意識を一段上げて対応すべきだと思いました」と話していました。
学会の岩田敏理事長は「韓国とは人の行き来も多いので、医療機関は改めて対策を徹底してほしい。MERSは重症化しやすく集中治療が必要になるので、万が一に備え集中治療の専門家との連携も進めていきたい」と話していました。