買った本、読んだ本は「読書記録しおり」で全管理しつつ、特に記憶にとどめたいなと思う本は「READING EDiT 本読むエディット」に読書記録を残してます。といってもこの読書管理方に落ち着いたのは最近で、それまではEvernoteやほぼ日手帳に読書ノートを残してましたー。
→読書ノートの作り方について変遷を語るよ。 - ゆるふわ√3
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それでですね。ちょっと仕事も落ち着いて休日出勤がなくなったので、過去にほぼ日手帳などに記していた読書ノートを、本読むエディットにまとめ直す作業をゆるーく始めました。
新しい本を読んでインプットする気分じゃなくて、かといってブログに本の感想を踏まえてアウトプットする気分でもない、つまり頭を使わず作業的なことがしたいなーと思う時とか。特に人と約束した予定のない、しかも雨だったりで積極的に出掛ける気分にならない日にまったり整理をしてるのです。
過去の読書ノート全てをまとめ直すのは面倒だし意味もないと思うので、「今の自分にとって必要な本」の過去記録をチョイスして、本読むエディットに書き写しつつ、ついでに思いつくことがあれば書き残す感じです。本自体の再読はあまりしません。
具体的にはこんな感じで過去ほぼ日手帳に書いた読書記録から、
これはもう身に付いてると思う、とか、ここはもう別の考え方を採用しているから興味わかない、というところをガンガン省いて書き写します。
そしてこの作業、実はびっくりするほど気づきが多いです。
まず、過去の自分の驚きが今の自分の当たり前になっていて、「この本たいしたこと書いてないなー」と思えるのが嬉しい。ほぼ日手帳にぎっしり書いていたページが、不要になった部分をそぎ落として、本読むエディットではスカスカになっちゃうのがいい。
それに、以前いい言葉だなぁと書き留めたフレーズが、幾つかの経験を経た今の自分に別の意味で響くことも多くて、「前は経験が足りなかったんだなー」と懐かしんだり。これももしかしたら成長の足跡ってやつですかね?アルバムみたい。
加えて、どういう本を本読むエディットにまとめ直すか、傾向が出てくるのが自分の好きな本再考っぽくていい。そんなまとめ直しでチョイスした本は「自分には馴染みのない職業の著者体験が書かれたもの」が大半を占める結果となっています。
例えば、上阪徹氏の「職業、ブックライター。」や、
宮家邦彦氏の「仕事の大事は5分で決まる プロ外交官の仕事術」とかですね。あと田島弓子さんの本とか。
自分、本を読んで誰かの経験を追体験するのが好きなんだなーと。逆にノウハウ本や自己啓発の類ってあまりまとめ直す気が起きなくて、結構自分の中で色褪せるの早いみたいです。やっぱり流行り廃りみたいなのがあるんですかねー?
この作業をしている間に、ブログで書きたいなぁと思うことが浮かんだり、あと職場でもう少し心掛けようと見直すことができたり、下手に自分に合わない本を読むよりも有意義な時間です。読書記録もライフログの一環だと思ってるんですが、普段何気なく流してしまうものを文字で振り返るのって、がむしゃらに進むよりも効率いいことある気がします。何よりアルバム捲るみたいで楽しいし。
それにこちらのブログを読んで気がついたのですが、
文字は書ける時に書いておいた方が良いと思ったこと。 - 鈴木です。
年を取ると本当に思い出せずに漢字を書けなくなるので若い方は今からでも文字を書くという機会を自ら増やすことで年をとってからの物忘れも減ると思いますよ。
これって何も年齢関係せずに、デジタルで全ての記録ができる時代、意識せずに手書きしないと漢字が書けなくなる気がします。
自分も、Evernoteでのデジタル読書記録から紙ノートへのアナログ読書記録に切り替えた当初は、「あれ、この漢字ってどう書くんだっけ?」が頻発してました。さらに、学生の頃より書くのが遅くなっていてびっくりした。加えて、紙ノートってデジタルのように無限に書けるわけではないので、事前に構成や分量を決めたりが下手になってた。最近は慣れたのか、書き直しの利かない万年筆で書いても大丈夫ですけどねー。
そんなわけでちょっと出かけるのが億劫な雨の日は、アナログな読書ノートを開いて読書記録の整理をするのも楽しいですよ、という話。今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」でした。