まゆゆ　連覇ならず３位…女王の看板がもろ刃の剣に

＜ＡＫＢ総選挙＞３位の渡辺麻友

　◇ＡＫＢ４８第７回選抜総選挙（２０１５年６月６日　福岡・ヤフオクドーム）

　昨年の女王・渡辺麻友（２１）は３位。前田敦子（２３）、大島優子（２６）もかなえられなかった２連覇の夢はついえた。

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　それでも「ＡＫＢの歴史で一人も成し遂げていないし、難しいものなんだとあらためて思った」と明るい表情。「正直、厳しいことだと感づいていた」と本音も漏らした。速報値は３位。これまで３位から頂点に立った例はなかったが、１位までの票差は約８０００票と、渡辺にとっては十分射程圏内の位置につけ「新たな伝説をつくりたい」と強く誓っていた。

　女王の看板がもろ刃の剣になった。歌番組の司会に起用され、プライムタイム（午後７〜１１時）のドラマにも初めて主演。ソロ仕事が急増し、選挙期間中もＡＫＢの活動が十分にできなかった。５月末の握手会はファンへアピールする絶好の機会だったが、体調不良のため欠席したことも響いた。

　１６万票を超え「何よりうれしい。感謝してもしきれない」とファンに呼びかけた。一方で「負けず嫌いな性格なので、まだ現状で満足しない」とリベンジも誓った。最後はテレビ中継を意識して、自らコメントを途中で打ち切る心遣いも見せた。