荊州=金順姫
2015年6月7日01時08分
中国湖北省荊州市の長江で456人を乗せた客船「東方之星」が転覆した事故で、つり上げられた船体の内部の捜索が6日にほぼ終了し、同日までに計406人の死亡が確認された。中国政府は今後、事故原因の究明や責任の追及に全力を挙げる構えだ。
当局は水面下に沈んでいた船体をつり上げ、5日夜から船内の捜索を本格化させた。6日にかけて見つかった遺体の中には3歳の女児も含まれる。生存者は14人にとどまり、36人の行方がわかっていない。当局は長江の河口がある上海まで範囲を広げて捜索を続けている。
今回の客船転覆は、1949年に新中国が成立してから最大級の船舶事故となった。当局は6日、現場付近の川辺で家族らによる追悼行事を催すと発表した。
今後の焦点は、事故原因の究明だ。中国メディアによると、転覆した客船は94年の建造後に改造が施されたが、運航会社幹部は国の規定に従っており問題はないとの考えを示した。また、事故当時は悪天候のため停泊した船があったが、「東方之星」は運航を続けた。改造の妥当性や船長らの判断などが問われそうだ。(荊州=金順姫)
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