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■宇宙飛行士・野口聡一さん(50)

 宇宙から見た地球には、国境はありません。限られたリソース(資源)や環境を共有しながら、みんな生きているんです。だから、大切にしよう――。そういう気持ちで国際宇宙ステーションから撮ったのが、広島と長崎の写真でした。

 世界的には、広島と長崎は漢字ではなく、「HIROSHIMA」「NAGASAKI」で知られています。原爆が投下された鎮魂の地、人類共通の遺産として。ただ、被爆者が高齢になり、被爆を経験した人が少なくなっていると聞いています。若い世代がその体験を直接聞く機会が減り、風化しつつあるんです。