こういうのをやっています. 僕も立候補しています.以下のページから私のページに飛ぶことが可能です.
どんどん銅鑼をクリックしましょう.しなくても良いです.
ところで,上記の記事を書くのに4時間くらいかかっています.勘違いしたロックバンドのフロントマンという設定で書いています. これは架空のインタビューを僕が脳内ででっちあげて記述しているもので,参考文献として「音楽と人」を購入し,研究しました.以前似たようなことをやった時にはロッキング・オン・ジャパンを使ったのですが,今ロッキング・オン・ジャパンを真面目に読んでみると僕の体調に著しい損害を与えるので色々と不可能でした.なので音楽と人です.音楽と人は読めた.
書籍の購入に関しては自腹でやりました.これは経費で落ちるのでしょうか.落ちないですね,というかどこの経費だ,ありがとうございます.
また,写真を撮影するのにも手の込んだロケを行っています.写真選定や写真編集にもわりかし時間がかかっている事だと思います.ありがとうございます.
割と手の混んでいるコンテンツでした.実際あんまわかんねえんだと思うんだけど.
前置き
脈絡の無い話になります.
[追記]
書いてからわかったんですけど,この文の順序は良くなかった.
下にある「本題」が一番言いたいことです.
[追記ここまで]
今までは「ドラ娘」と呼ばれる存在が存在していて,LT大会ではその人達が出てきてはある時間になるとドラを叩くということが風習となっていた.ここらへんの説明難しいですね,誰か適当に適切に説明してくれる事を望む *1.
僕は「暗黙の了解」といった風に「女性だけ」が「ドラを叩く役割」をやるっていうのはおかしいと思っていたし *2,ある種のグロテスクさのようなものを感じていた.これは「女性がやっているから」という問題ではなくて,ある一方の性別の人が支配的になっている事に対する嫌悪感だったんだと思う.
つうか,キャバクラ理論のような,そういうものをそこに感じていたというのもある.キャバクラじゃん,それ,みたいな.確かにそれで喜んでいる人たちはいるんだろうけど,テックカンファレンスでそれやる必要あんのか,とは毎回感じていて.少なくとも僕にとっては嬉しい計らいではなかった.
でもって加えて言うと,本来性別の差を持ち込まなくても良い所に性別の差を持ち込んで自らの立場を有利に進めようとする流れみたいなものもうっすら感じ取れて僕は本当に嫌だった.エンジニアリングにおいて性別による差は無いはずで,無いはずなのに,あることにしてどちらかを有利にしようとするその動きが本当に嫌で嫌でたまらなかった.
とは言え,色々意見はあると思う.僕は嫌だったという話で.
そういう所に,こういう投票によってドラを叩く人間を選ぶという企画が出てきたのは本当に優れていたと思った.正しく,平等だ.今までブラックボックスで,しかも女性しか選ばれていなかった,という悪しき風習に風穴を開けてくれる画期的な試みだと思った.最高だと思った.企画が面白くなるように努力しようと思った.面白いかどうか分からなかったけど,枯れ木も山の賑わいであろうと意味不明のコンテンツを提供して上記の立候補ページをでっちあげた.
本題
と,ここまで成り立ちの話.以下は技術的なの話.
この銅鑼のページ,銅鑼押すと銅鑼の音が鳴ると思うんだけど,これは実録の生音だ.生音をわざわざ録ってその音が鳴るようにしている.「クリック・タップした時の楽しさ」を考えたもてなしの心と言える.
折角投票してくれた人をがっかりさせないように,データを消失させないというところにも気を配っている.全部のログを取っているから投票済みのデータが飛ぶことがない.こうした設計にする事については議論の余地があると思うが,これはポリシー・信念の問題であるように思う.良い悪いで断じれるものでは無いように感じている.
で,である.
このシステムは1人が何回でも銅鑼を叩ける仕組みになっている.確かに連打できるサービスというのは楽しい.はてなスターなんかはその筆頭だろう.はてなスターは僕も大好きなサービスだ.ある立候補者を好ましく思った時に「たくさん投票したいけど1票しか無いワ!」となるよりも,「気の済むまで投票できる!」となった方がユーザーは嬉しいと思う.
しかしそうなるとシステマティックにそうした問題を解決したいと思ってしまう人種がいる.Webエンジニアだ.基本的にWebエンジニアは自動化を実現したくなる人種だ.それは,仕方がない.そういう人達なのだ.開発者コンソールからJavaScriptを実際に実行する,ヘッドレスブラウザを使ってアクセスをしかける,LLあたりでスクリプトを書いてVPSで回す……そういうことはしてくるだろう.そう思っていた.想定していた範囲だった.たくさん投票したいもんね.
が,しかし悪質な人間はそういった想定を優に超えてきた.sleep無しでアクセスを仕掛けてくるどころか,数十,数百の並列でリクエストを送ってきていた.400系のレスポンスを返してもお構いなし,リクエストを洪水のごとく送りつけてきた.そうなると正常にサービスを運営することは出来なくなってしまった.このサービスが動いていたのは月900円のインスタンスだった.もともとそこまで資金が潤沢な企画ではない.「ただYAPCが楽しくなれば良いな」と思って立ち上げた企画・サービスだった.そうしたサービスに対して,尋常ならざる量のトラフィックが流れこんできたのだ.もはやこれは攻撃だった.
このシステムをそのように,異常な使い方というよりも,もはや「攻撃」を仕掛けていた人間たちは僕の知っている限りその殆どがWebサービスに携わるエンジニアだった.僕の所属している組織の身内ももちろんいる.
その上で言うが,お前たちには技術者としての倫理は無いのかという事を問いたい.「技術的に可能な事」は「やっても良い事」になるのか? 数百の並列数でアクセスをしかけて,システムの本来の動作を不能にさせることは「正しい」行いなのか? その点について適切な判断も出来ないのか? ちゃんと考えて欲しい.相手は会社ではなく,仕事ではなく,カンファレンスだから良いと思っているのか? 楽しくなるはずのサービスを潰すのがお前たちの仕事なのか? 正気なのか? 自分のサービスで同じことをされたらどう思う? 「そんなことされても落ちねえように作るよwww」とか言いやがると思うんだけど,今回の使い方は明らかに度を越しており,常軌を逸している.想定の範囲外だ.そうしたイレギュラーな使い方に対して,真摯に対応した人間をお前たちは何だと思っているんだ?
そういう蛮行について,僕は本当に恥ずかしいと思う.恥ずかしい人たちだ.恥ずかしい人たちだ!
その挙句に,このシステムを作った人間の,このシステムをなんとか正常に保とうと努力した人間の人格までもを否定するような暴言を吐いていた人間は何を考えているのか,僕にはさっぱり理解することが出来ない.本当に腸が煮えくり返る思いだ.僕はそうした皆さんを一生覚えてるのでよろしくお願いします.
さて,結果的に,面白くない人間に面白いコンテンツを与えても無駄だということが分かった.面白くなるはずだったのに,面白くない人間が「面白いでしょ」という風に面白くない蛮行を働いた結果がこうなってしまった.単純に数字が大きくなって面白いと思っているんだったら,それは非常に幼稚な精神性だと思う.
こうしたいきさつを知らない人が銅鑼パーソンのページに来てどう思うだろうか? 圧倒的な票差を見た上で,「この人が良さそうだから投票しよう!」となるだろうか? トップとの票差が数桁違うというのに,純粋な気持ちで投票するだろうか? 「自分も立候補しよう!」そうなると思うのか? これは反語だ.
人が頑張って作ったモノの,息の根を止めたのだ,お前たちは.
俺は怒っている.以上です.
[追記]
俺が立候補しているから,とかそういう話ではなくて,俺の立候補は実際のところどうでも良い.単純に全部を全部,全部,素晴らしくなるはずの企画をぶち壊しにした人間を俺は許さないという話です.
— 意識 (@moznion) 2015, 6月 6
というか,これはもう俺の持っている正義の話なので
— 意識 (@moznion) 2015, 6月 6
あまり俺を怒らせるな