2015年5月に読んだ本は以下の通り。
上田早夕里 『妖怪探偵・百目(2)廃墟を満たす禍』
太田紫織 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み』
吉田篤弘 『レインコートを着た犬』
宵野ゆめ 『グイン・サーガ(136)イリスの炎』
加藤実秋 『インディゴの夜 ロケットスカイ』
5月に読了した本は5冊。
4月に比べると大幅に増やすことが出来ました。
それでも往時に比べるとかなり少ないのですけれども。
6月も最低限これくらいは読みたいものです。
『妖怪探偵・百目』はさまざまな想いが交差して楽しい。
巨悪に一致して戦うという展開に至るのかどうか。
次巻あたりで終わってしまいそうな予感もあります。
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』は前巻よりも面白かった。
とは言え,やはりキャラクター優先というのは馴染めません。
家族の在り方という重い題材もあるにはあるのですけれども。
『レインコートを着た犬』は待望の月舟町を舞台とした作品。
相変わらず,何処かおとぎ話めいた雰囲気がたまらなく好み。
つむじ風食堂も月舟シネマも足を運んでみたくなります。
『グイン・サーガ(136)イリスの炎』はケイロニア皇位問題決着。
とは言え,選帝侯が一枚岩でないという不穏さが残ります。
ワルスタット侯ディモスの変節は更なる混沌を呼び起こしそう。
全て復活したあの人が影で糸を引くというのは安直な気もします。
『ロケットスカイ』は短篇集に戻った〈インディゴの夜〉の最新作。
これまでにない展開が待っていました。
この事態が次巻以降に如何なる影響を及ぼすのか興味深いです。
ちょっと寂しくなってしまいます。