共同代表の佐藤玲雄です。
前回のエントリ(ベトナムのeコマース進出支援サービス – 異国のちから)で書き切れなかった、ASEAN、そしてベトナムという国について書きたいと思います。

なぜ東南アジアなのか?

東南アジアを選んだ理由を書き出してみました。
かなり月並ですが、ざっくりとこんな感じ。

  • 域内人口の多さ
  • 安価な労働力と旺盛な成長意欲
  • インフラや教育など未整備な部分が多く将来の発展余地が大きい
  • 日本との地理的・心理的な距離の近さ

◇ ◇ ◇

東南アジアに興味を持ったきっかけはテレビ番組でした。
番組の中で、ある零細企業が日本での事業を畳み、
社員数人全員で東南アジアに引っ越したことが紹介されていました。

正確な台詞は覚えていませんが、テレビの中で経営者の方が
「起業するなら、伸びている事業領域を選択したほうが成功確率が上がる」
という主旨のことをおっしゃっていました。

それまで「海外展開なんて資本力がある企業がするものだ」と
勝手に思い込んでいた私には衝撃でした。
事業の考え方や人生観に新しい視点をもらったことを覚えています。

しかし、まずは目で見ないことには始まりません。
昨年より東南アジアを転々とし見聞を深めてきた次第です。

◇ ◇ ◇

実はテレビを見る以前から、私は日本国の将来について楽観的に考えていませんでした。
子どもたちの世代は、私たちの世代より豊かな暮らしをすることはおそらく難しいでしょう。

だからと言ってそこまで悲観している訳でもありません。
数十年先の日本は、それでも充分に清潔で安全で豊かな素晴らしい国であるだろうと思います。

なぜベトナムなのか?

東南アジアの中では、やや出遅れているベトナムですが、
ベトナムは世界における経済的なリーダーとして「第二の日本」になれる可能性を秘めています。
(私の主観であり、ただの予想です。理論的な根拠は特にありません)

2011年のベトナム社会主義共和国のGDPは1227億USドルです。
一方、1967年の日本国のGDPは1238億USドルで、ほぼ同じ水準であると言えます。

なお過去20年を遡るとベトナムのGDP推移が、1960年代の日本のそれと相似形を描いていることがわかります。

ベトナム

日本

[出展]
 ・Google Public Data Explorer
 http://www.google.com/publicdata/
 ・世界銀行
 http://www.worldbank.org/

◇ ◇ ◇

本筋とは関係ない話が長くなりそうなので、
数値化できるベトナムの魅力を箇条書きにします。

  • 人口:約9,000万人(日本の約7割)
  • 平均年齢:27.4歳(日本は44.6歳)/国民の6割が30歳以下 ※2010年のデータ
  • ASEAN10カ国の中で1人あたりGDPは7番目、1411USD(日本の1/30) ※2011年のデータ(成長余地、大)
  • インターネット普及率は36.6% ※2011年のデータ
  • 携帯電話の普及率は約50% ※2011年のデータ

その他の魅力をいくつか挙げていきましょう。

政治的にはとても安定しています。
ベトナム共産党が国家を指導する社会主義体制であるため、政権交代がありません。
また、政府がITを重視し、政策面で積極的に支援しています。

ベトナム人の家族はとても教育熱心です。
比較的貧しい家庭でも小学校の頃から塾や習い事をさせるのは普通です。
もしかしたら、こういうところは日本と似通っているのかもしれません。

街を歩けばバイクに乗った妊婦さんに必ず出会います。
朝の通勤ラッシュでは、オフィスのエレベーターで必ず妊婦さんを見かけます。
若い世代が多いだけあって人口の伸びはまだまだ期待できそうです。

このまま政治が安定し、人々が真面目に働き、人口が増え、大学進学率が上がれば
ベトナムの経済はますます発展するのではないかと思っています。

 

ベトナムに感じる親近感

ベトナムは日本との共通点がたくさんあります。
また、特にホーチミン・シティはとても住みやすく、食も美味しくて豊富です。
これも長くなりそうなので、端折って箇条に書きます。

  • 一年中、温暖な気候(ホーチミン・シティ)
  • 台風が来ない(ホーチミン・シティ)
  • 地震がない
  • 原発がない(いまのところ)
  • お米と魚中心の食事
  • 親日国である
  • 勤勉、真面目な国民性
  • 年上を敬い、控えめな性格(日本人と似ている?)

◇ ◇ ◇

さらに、日本とベトナムにはとても興味深い歴史の関わりがあります。
世界史に詳しくない私が書くのはおこがましいのですが、なんとなく、
お互いが意図しないまま共闘関係になってしまうことが多いような気がします。

  • 陳国峻が元に勝ったから、三度目の元寇は計画段階で中止になり日本に攻めてこなかった
  • 阮氏が徳川家康に正式な国交を求め、御朱印船貿易が始まってホイアンに日本人街ができた
  • 日露戦争でアジアの新興国である日本が勝利したことが、ファン・ボイ・チャウの東遊(ドンズー)運動のきっかけになった

それから、元々ベトナムは漢字文化圏であり、実は人名はすべて漢字で表記出来るのです。

こんな話を聞くと、遠く離れた国なのにとても親近感を感じませんか?

 

おわりに

わたしたちファイブフォーをあらわすキーワードのひとつに「共感」があります。

「同じアジアの仲間として共感し、
日本とベトナム両国が共に発展を目指す関係をもっともっと深くしていきたい、
そしてファイブフォーの事業をそのための一助になるように育てていきたい」
これが2013年現在、いまの私の思いです。

ベトナムのことについて
もっと聞きたい、という方には詳しくお話させて頂きます。
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ファイブフォー株式会社 代表取締役CEO
佐藤玲雄

 

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