(cache) サーチナ|韓国で「人の顔を識別する監視カメラシステム」開発=中国メディア  



韓国で「人の顔を識別する監視カメラシステム」開発=中国メディア


 中国メディア・環球網は3日、韓国の研究グループが先日60メートル離れた場所にいる人物の顔をはっきりと識別する監視カメラシステムを開発したとする韓国・東亜日報の報道を伝えた。  記事は、この監視カメラシステムが3台のカメラを連動させることで、監視範囲が既存設備の64倍に広がり、1分間に30枚の顔を撮影することが可能であるという研究グループ責任者の話を紹介。今後犯人の追跡や犯罪調査で大きな役割を果たすことになるとした。  また、現在同国内に設置されている監視カメラシステムにはズーム機能がなく、性能は最高でも顔の識別能力が7.2メートルであると解説。しかもこの識別能力を持つカメラの割合は全体のわずか30%であると伝えた。新システムは、温度を識別する赤外線カメラ、45度の広角撮影が可能なカメラ、そして30倍のズームが可能なカメラが組み合わされるという。  記事は、このシステムはデータを処理するコンピューターも含んだ費用が約1億ウォン(約1120万円)かかり、既存のシステムの3倍以上のコストであると紹介。しかし、7-8メートルごとに1台取り付ける必要がないことを考慮すれば、総合的なコストは低くなると解説した。  このニュースに対して、中国の一部ネットユーザーからは「まずは伝染病の患者を識別できるようにしてくれ」、「さすが人の顔の識別が一番大変な国だな」などといった皮肉交じりのコメントが寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(写真は環球網の3日付報道の画面キャプチャ)