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中間貯蔵施設 新たに2つの保管場整備へ6月4日 12時36分
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福島県内の除染で出た土などの廃棄物を保管する中間貯蔵施設で、環境省が一時的に廃棄物を保管する「保管場」を新たに2か所整備することが分かりました。これで当初の1年間で搬入する予定の容量がほぼ確保されましたが、搬入のペースや地権者との交渉は遅れていて課題は山積しています。
福島県の双葉町と大熊町に整備される中間貯蔵施設を巡っては、県内の除染で出た土などの廃棄物を一時的に保管する「保管場」に搬入する作業がことし3月から始まりました。
環境省では最初の1年間は43の市町村から4万立方メートル余りの搬入を予定していますが、用地内の2か所に整備された保管場の容量は2万立方メートルにとどまっています。このため環境省が用地の地権者と交渉を進め、新たに地権者から理解が得られた2か所に保管場を整備することになり、近く着工することが分かりました。これで保管できる容量はこれまでの2倍の4万立方メートルとなり、1年間で搬入する予定の容量がほぼ確保されました。
一方、この3か月近くで搬入された廃棄物はおよそ3000立方メートルで、1年間の予定の10分の1も終わっていません。さらに中間貯蔵施設の用地全体で2300人を超える地権者との交渉は始まったばかりで、売買契約が成立したのは数件にとどまるなど課題が山積しています。
環境省では最初の1年間は43の市町村から4万立方メートル余りの搬入を予定していますが、用地内の2か所に整備された保管場の容量は2万立方メートルにとどまっています。このため環境省が用地の地権者と交渉を進め、新たに地権者から理解が得られた2か所に保管場を整備することになり、近く着工することが分かりました。これで保管できる容量はこれまでの2倍の4万立方メートルとなり、1年間で搬入する予定の容量がほぼ確保されました。
一方、この3か月近くで搬入された廃棄物はおよそ3000立方メートルで、1年間の予定の10分の1も終わっていません。さらに中間貯蔵施設の用地全体で2300人を超える地権者との交渉は始まったばかりで、売買契約が成立したのは数件にとどまるなど課題が山積しています。