ライフハッカー編集部 - お金,マネーハック 08:00 PM
豊かさがもつ4つの意味
「私たちの魂は、名声、安楽、富、権力を求めているわけではありません。求めているのは意味です。生きる意味を求めているのです。自分が死ぬとほんの少しは世界が変わるような、意味のある人生が欲しいのです」-ハロルド・クシュナー師
pickthebrain:私たちは豊かさの意味が失われて久しい世界に生きています。
かつて、夢といえば裕福になることでした。現在では、もうそれは夢とは言えません。ポマードで髪の毛を固めた株のブローカーが、頂点に上り詰めようとしのぎをけずる姿は、もはや誰も豊かさの象徴だとは思っていません。とはいえ、新たな豊かさの定義ができていないというのも事実です。
私たちは豊かさについて、考え方を変える必要があります。どのようなことが"豊かさ"なのかをもう一度定義しなおさなければなりません。
価値観は変わる
話を先に進める前に、従来の豊かさが意味していたものを定義しましょう。かつては"金銭的価値のあるもの"や"華やかなもの"が豊かさだと思われていました。自家用車が速いほど、自宅が大きいほど、贅沢な休暇が過ごせるほど、自身がどれだけ豊かなのか確認できました。
従来の定義を使うと、所有するものの数が多いほど幸福であることになります。
車を所有することについて考えてみましょう。
最初に所有する車は多大な影響力があります。それは文字通り生活を変えます。通勤が快適になり、すぐに友達と遊べ、頭をすっきりさせたいときは長距離ドライブに出かけることもできるのです。
ところが、所有する車の台数を増やしていくにつれ、その影響力は減っていきます。数台目には、それを買うために大変な時間とエネルギーを注いだことに気が付き、幸福感は減り、虚しい気持ちになるでしょう。そのうち、所有物の増加と幸福の量は反比例するという法則があることがわかってきます。
誰もがいずれは死を迎えます。それを変えることはできません。自分が死を免れない存在だと理解するのが早いほど、次の質問の意味を早く理解することになるでしょう。それは"人生の究極の目標が幸福だとすれば、豊かさはどのように定義されるべきなのか"ということです。
豊かさの4つの定義
本物の豊かさを得るためには、以下の4つを自身の力で手に入れなければなりません。
- 1. 感情的な豊かさ-ポジティブな気持ちと豊富な経験をもちましょう。自分の感情をコントロールできれば、外的要因に左右されなくなります。
- 2. 時間的な豊かさ-自分の価値観で時間を使えるようになりましょう。すると、自分の望む方向に人生を動かせます。
- 3. 場所に関する豊かさ-いつでも好きなときに好きなところへ行けるようになりましょう。自分の居場所を選べるということは、望み通りに暮らし、働けるということです。
- 4. 分かちあいの豊かさ-1番大事な定義です。前述した3つの豊かさにより手に入れた幸福を、周囲と分かちあいましょう。
上記の項目を豊かさの新たな定義とすると、簡単に自身の幸せを確認できるようになるでしょう。また、これらはすべて結びついており、影響しあっています。
感情的な豊かさをもてば、物事をはっきりと見ることができ、時間の自由がきく生活をどのように築いたらいいか考えられます。それにより、自分の好きな場所で暮らしたり、旅をしたりできるようになり、その体験は他人に影響力をもつでしょう。そして、さらに豊かさが増していくのです。
これらの定義の上で幸福感を感じられるようになれば、満足を感じられるだけのお金やものを生み出せるようになるはずです。
The Four Meanings of Wealth | pickthebrain
Evan Tarver (原文/訳:春野ユリ)
Photo by Shutterstock.
- ラッセル幸福論 (岩波文庫)
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