ジブリ汗まみれ「この国の政治、ニッポンの行方は?」の回を聴いて思ったこと
スタジオジブリの皆々様,とりわけ鈴木敏夫さんへ
下記を聴いての感想です。
■2012/10/05 この国の政治、ニッポンの行方は?
http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol233.mp3
鈴木さんも,編集者であったりプロデューサーであるならば,
もっと枝野幸男に対して辛辣な質問をしていただきたかったです。
たとえば,枝野幸男が,「与党はつねにいじめられる。批判されてアタリマエ。」
と言い,それが政治家が人相が悪くなる理由だ,みたいなことを仰っていて,
それを鈴木さんは素直に受け流されていましたが,
それはいったい誰に言われるから,そうなるのか考えられましたか?
国民,野党の連中,官僚たち,どれと思われます?
一般的には国民と思われるでしょうが,私は政治家は官僚に言われるのが
苦痛なのだと思っています。
だって,官僚が言うこと聞いてくれないから,四面楚歌の状態になってしまって,
たとえば前回の安倍総理も体調を崩して辞職されたんですよね?
そして,枝野さんも器が小さいと思いました。
「正論が正しくないことがままある。正論を実行してもその副作用を気にする。」
なんてしゃあしゃあと仰っていましたが,副作用といえどもそれはけっきょく
官僚がアレコレ横槍を入れることのはずです。
本来官僚よりも一段高いところにいるはずの政治家は,なんとかして官僚をねじ伏せて,
国民の願う政治をすべきなのではないかと思います。
ですから,官僚の言い分にもよりますが,場合によれば,国民の望まない重箱の隅つつき
ばかりする官僚は,国民に信を問うて,バッサバッサと切っていくべきと思います。
枝野さん級であれば,自分の言動により,国内外のマスコミやフリージャーナリストらを使って,
日本のほんとうにいけないところを露わにすることもできたでしょう。
しかるに,枝野さんはなにもされなかった。
下記に示すように,私も,経済産業省に対して日立製作所による個人情報保護法違反について
公益通報をしたにも関わらず,枝野幸男もガン無視したのです。
その結果,私はいまドイツに亡命申請しています。
経済産業大臣・枝野幸男へのファンレター
http://textream.yahoo.co.jp/message/1006501/ffcna9c0bdbanbdj?comment=87905
日本は45年周期で潰れたり再生したりしている,なんて枝野幸男はしゃあしゃあと述べましたが,
じつは官僚制は戦争でも潰されず,江戸時代から連綿と続いてきたままいまに続いているそうです。
Webでいま調べたら,たとえば下記のブログなどに出ています。
日本を守るのに右も左もない 官僚制の基盤は江戸時代にできた
http://web.trend-review.net/blog/2009/01/001004.html
官僚制が日本の政治の諸悪の根源とすれば,45年周期論はまやかしに過ぎません。
鈴木さんはそのあたりもご存知だったと思うのですが,完全にスルーされており,
姿勢としてどうかなと思いました。
ワタシは,江戸時代から何百年も続く官僚制,それが現在いよいよおかしくなっていると
思っています。
そのひとつの発露が,日本の国債発行残高855兆円に現れる高コスト体質であり,
また,もうひとつの発露が,真の意味で戦争を反省できず,原爆被害者にじゅうぶんな
救済もできず,原発を止めることもできず,南京虐殺や慰安婦を認められず,
その結果ネトウヨという人々が増えている,
いまだに戦争を清算できていない,日本の反省しない体質にあると思います。
話は変わって。
組織について,鈴木さんは,はみ出し者も受け入れる包容力の大きさの必要性について
仰っていますが,私などは,包容力のかけらもない日立製作所において
12年と少しの間苦しんできて,いまだに亡命という手段で苦しんでいるので,
その必要性は身に染みて感じています。
宮崎さんも,東映動画に入社してすぐ仲間に嫌われたそうですが,高畑さんの
ホルスのスタッフ募集を真に受けられて,高畑さんに認められて芽が出たとのこと。
私の場合は,入社を斡旋してくれた部長は才能を認めた顔をしてくれましたが,
その後全くケアもなく,後任の部長はじめ大勢から嫌われて,闇の12年間を過ごしました。
いわば,宮崎さんがもし,高畑さんに出会わなかったらどうなっていたか,
を体現している存在が私なのかな,とも思います。
ジブリファン公言する人は大勢いるでしょうが,毎日のようにジブリに対して意見を上げる,
こういうヒトはなかなかいないと思います。
宮崎さんも珍しいと思われているのではないでしょうか。
私はほかにもさまざまなところに訴えており,それはブログに載せています。
よろしければ,ブログもご覧になっていただきたいと思います。
ちなみに,高畑さんがホルスで仰った,「大勢に受けるものは大勢で考えなければ」
この発想は,秋元康やAKBもある程度は実践しているのです。
アイドルだからと毛嫌いされずに,一度観ていただければと思います。
大西秀宜
http://onicchan.cocolog-nifty.com/blog/
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