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大宮エリーが毎回個性豊かなアーティストをゲストに迎え、スタジオライブとトークを繰り広げるシンプルな音楽番組『ARTiST』(TBS)の2014年3月13日放送回に、LIFE IS GROOVEが登場した。LIFE IS GROOVEは、RIZEのベーシストとして活躍するKenKen、5歳の時に出演した『さんまのスーパーからくりTV』で、ギタリストのCharに「俺より上手い」と言わしめた天才、山岸竜之介、ムッシュかまやつの3人で結成されたバンド。最高齢のムッシュは74歳、最年少の山岸は14歳と、バンド内で年齢差が60歳もあるという事実に、大宮も驚愕する。
KenKenとムッシュの出会いは7年前の金沢。イベントの打ち上げ後に、即興演奏が出来るバーに向かおうとしたところ、ムッシュが付いてきたのだという。そして2人で朝方まで演奏をし、色んなことを語り合ったのだとか。
また、作家の大宮ならではの視点から、「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を分解。「君はある時何を見ても何をやっても 何事にもかんげきしなくなった自分に気が付くだろう そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ できる事なら一生 赤ん坊でいたかったと思うだろう そうさすべてのものがめずらしく 何を見ても何をやってもうれしいのさ そんなふうな赤ん坊を 君はうらやましく思うだろう」という歌詞を書いたムッシュに感心する大宮。これにはムッシュも「作家に歌詞を褒められると嬉しいねえ」と照れを見せた。
その後、バンドは「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を演奏。ムッシュのギターカッティングから始まり、山岸、KenKenも交えたセッションに。互いにせめぎ合うようなスリリングなアンサンブルや、KenKenのボーカルなど、彼らならではの演奏を見せた。
大宮からの「ムッシュのすごいところは?」と聞かれ、「そんな時代にそんな大人だったの!?って思うことが多い」と語ったKenKen。「キューバ危機の頃、ワイキキで箱バンやってまして」「ベルリンの壁が崩壊した時にその場にいた」など、様々な歴史に立ち会ってきたにムッシュの経験の中で、KenKenが一番印象に残っているのは、「どうも外国人ミュージシャンの演奏は出音がいいなと思ったら、PAというのを雇っているらしいと聞きつけ、外国まで買いに行った」というエピソード。「日本のロックはここから始まったんだ」と感銘を受けたという。また、ムッシュ自身は「泉谷しげると吉田拓郎の喧嘩を見た」という話を披露。ムッシュの還暦祝いのパーティーで、泉谷と吉田が喧嘩したのを見ていたら、普段は温厚な森山良子が「あんたら、喧嘩するなら外へ行きなさい!」とブチ切れたというエピソードを語った。また、その翌日の朝6時に松任谷由実から「良い思い出になったねえ」と電話がかかってきたのだという。
ベテランと未来のスター、今のシーンを引っ張るプレイヤーの3人が混ざったスペシャルバンドを見ることが出来た、今回の『ARTiST』。ロックに年齢は関係ないと改めて感じさせる回となった。
(文=中村拓海)
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