「OpenCV 3.0」には、およそ1500のパッチが適用されるとともに、「opencv_contrib」リポジトリが追加されている。また、インテルIPP(インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ)のサブセットであるIPPCVを、商用/非商用を問わず無料で利用できる。
新機能としては、OpenCLを使ったGPUアクセラレーションへの透過的なアクセスを可能にするT-API(transparent API)を追加している。ただし、T-APIはコンパイル時やランタイム環境では利用できない。
さらに、ARMのNEONでは、およそ40のアクセラレーション機能を利用可能で、NEONに最適化されたコードを作成できるOpen CVアクセラレータである、Open CV HALレイヤーも用意する。
このほか、features2dやcalib3d、objdetectなどのアルゴリズムの整理や、PythonおよびJavaのバインディングの向上、Windows RTサポートの向上など、さまざまな機能追加や修正が行われている。
【関連リンク】
・OpenCV(英語)