ＴＫＤ５７総選挙やってます　東海道「推し宿」に１票を

歌川広重の「東海道五十三次（狂歌入り）」の１枚。草津宿の名物「うばがもち」を商う店が描かれている＝滋賀県草津市提供

　行ってみたい宿場町、お気に入りの宿場町に、あなたの１票を――。江戸時代に歌川広重が浮世絵「東海道五十三次」に描いたことで知られる東海道の宿場町の人気投票が、滋賀県草津市立草津宿街道交流館などで始まった。担当者は、アイドルグループ・ＡＫＢ４８の選抜総選挙と、東海道（ＴＯＫＡＩＤＯ）にちなんで「ＴＫＤ５７総選挙」と名付け、投票を呼びかけている。

　東海道は、江戸時代の五街道の一つで、参勤交代の大名から旅人まで多くの人々が行き交った。街道交流館によると、近年では、ウォーキングを通じた健康づくりや歴史への関心の高まりなどを受け、街道を歩く人が増えているという。

　総選挙は、そんな東海道の魅力をより多くの人に知ってもらおうと同館が企画。市内に残る国の史跡・草津宿本陣のほか、東海道かわさき宿交流館（神奈川県）や亀山市歴史博物館（三重県）など、東海道にゆかりの深い全国の５施設に協力を呼びかけた。