首相ウクライナに到着 夕方に首脳会談へ

6月6日 7時24分

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安倍総理大臣は日本時間の６日朝、最初の訪問国ウクライナに到着し、６日夕方に行われるポロシェンコ大統領との首脳会談で、ウクライナの安定に向けた経済支援などを着実に実施する考えを伝えるとともに、対立するロシアとの対話を促すことにしています。

ドイツで開かれるＧ７サミット＝先進７か国首脳会議などに出席するため、５日に日本を出発した安倍総理大臣は、日本時間の６日午前５時すぎ、政府専用機で最初の訪問国ウクライナの首都キエフに到着しました。
日本の総理大臣がウクライナを訪問するのは今回が初めてで、安倍総理大臣は、出発に先立って記者団に対し、「ウクライナ情勢の平和的解決に向けて、日本がしっかりと貢献をしていくことを伝えたい」と述べました。
安倍総理大臣は、日本時間の６日夕方、ポロシェンコ大統領と会談し、ロシアによるウクライナ南部のクリミア併合などについて、力を背景とした現状変更を認めず、法の支配や領土の一体性を重視する日本の立場を説明し、Ｇ７サミットでも同様の考えを表明することを伝えることにしています。
そのうえで安倍総理大臣は、ウクライナの安定に向けて、すでに表明している１８億ドル余りの経済支援や人道支援を着実に実施する考えを伝えるとともに、ウクライナ情勢の平和的・外交的解決に向けて、対立するロシアとの対話を促すことにしています。