真夜中のコード
西表島の丘に立つ木。
誰も気付かずに通り過ぎられるのは悲しい。
でも、迷わずそこに立っていたら
きっといつか誰かが気付いてくれるのだろうか。
丘に立つ木は凛として海を見ていた。
多分、そんなことも考えずに
期待もせずに無心で
しっかり大地に根を張って
空に両手を広げながら
そう、海を見ていた。
そんなことを考えた沖縄での風景。
(※2006/12/13に更新)
※西表島、魂くんと車で道もない草原を突っ走り
たどり着いた誰も訪れることのないだろう場所。
この風景がずっと忘れられなくて。
きっと、自分とも重ね合わせてたんだと思う。
オレはこうやってずっと立ってることができるだろうか。
人は弱いものだから、時に待ちくたびれて
立ってるのをやめてしまいたくなってしまう。
でも、そう、まだ
あきらめるには早すぎるぜ、です。
その気持ちが心を奮い立たせる。
このWORDはその後、
「小さな欲望」という歌になって
セカンドアルバム「二つの鼓動」に収録されました。
〒he picture postcard from KDTH