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 厚生労働省は、第2次世界大戦後に旧ソ連に抑留されて亡くなった人のうち、朝鮮半島・興南地域の107人について氏名の漢字表記と出身地(都道府県名)を特定し、5日、同省のホームページに掲載した。

 遺族が親族の最期を知る手がかりとして、厚労省は2007年から抑留死した人の氏名のカタカナ表記や、死亡年月日などをホームページに載せている。旧日本軍の資料などと照合して漢字表記が分かれば、それも掲載する。今回特定した人は、4月末に新たに公開した延べ1万723人の名簿に含まれていた。今後も特定できれば順次、ウェブサイト(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/soren/別ウインドウで開きます)で公表していくという。