韓国軍:いじめ苦に21歳2等兵が手榴弾で自殺図る

 韓国陸軍は2日、首都圏のある部隊で4月初め、2等兵(21)が先輩兵からのいじめに耐え切れず手榴弾(しゅりゅうだん)で自殺を図る事件が発生し、捜査に着手したと明らかにした。

 陸軍によると、この2等兵は1月に入隊し、3月に部隊に配属された後、兵長(23)から数回にわたり暴行を受けたという。警戒勤務の最中に「安全ピンを外した手榴弾を口に入れてやる」といった暴言も浴びせられた。軍関係者は「耐え切れなくなった2等兵が警戒勤務中に手榴弾を投げて自殺を図った。数百の破片が体に刺さり危篤状態だったが、かろうじて一命を取り留めた」と話している。

 一方、兵長は「暴行するつもりはなく、指で腹を1-2回突いただけ」と主張している。

ヤン・スンシク記者
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