韓国相撲会長選であわや大惨事、元監督がガソリンまく

イ・ジュングン元監督、選挙に不満
ペットボトルでガソリンまく
新会長にはナム・ビョンジュ氏

韓国相撲会長選であわや大惨事、元監督がガソリンまく

 大韓シルム(韓国相撲)協会の会長を選ぶ選挙会場で「ガソリン騒動」が起こった。

 4日午後、ソウル市松坡区のソウル・オリンピック・パークテルで大韓シルム協会臨時代議員総会が開かれた。パク・スンハン前会長の後任者を選ぶための総会だった。2009年に同協会会長を務めたナム・ビョンジュ候補(ポグク電工会長)が政見発表をしていた時、会場の後方からイ・ジュングン元ラッキー金星シルム団監督(72)がガソリンの入ったペットボトルを取り出した。これに気付いた周囲の人々がイ元監督を取り押さえたが、イ元監督はガソリンを会議机や床などにまいた。ガソリンは元監督自身や周りの人々の体に飛び散り、もしイ元監督が焼身自殺を図って火をつけていたら大惨事になるところだった。会場は大混乱に陥り、警察官や消防隊員が出動した。

 この総会は、イ元監督が突発的な行動を取る前から何度も中断されていた。ナム候補の出馬に反対する一部のシルム関係者が激しく抗議したためだ。これらの人物は「不正の前歴があるナム候補は予備選挙を行う予定だった他候補を脅迫し辞退させた」と主張した。だが、同日の投票の結果、ナム候補が17票中12票を獲得し第41代会長に当選した。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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