この時期になると「今年のお騒がせニュースベスト3」的な企画をいろんな媒体で頼まれるわけですが、今年は百田尚樹騒動と乃木坂路上キス騒動がタブー扱いになっている媒体が多かったのが印象的。タブーがいちばんなさそうな『週刊文春』でも、林真理子が百田尚樹騒動を報道しないマスコミはおかしいと主張したら、次の号で百田尚樹の反論文が掲載されて終わりにされたり、やしきたかじん長女の手記を載せるはずが直前になって潰されたと報じられたりしているのは御存知の通り。そのことと、今週号の『文春』から「渾身の巨弾連載」と銘打って百田尚樹の小説連載がスタートしたことは何か関係あるんですかね? とにかく、それぐらい順調に各地で百田尚樹批判がタブーに なってきているわけですが、能町みね子さんはさすがでした。百田尚樹の連載が始まったのと同じ号で『お騒がせ炎上ベストテン2014』と題して今年の様々な騒動をまんべんなくいじりまくり、1位に百田尚樹騒動をチョイス! グランプリ受賞おめでとうございます! 『文春』誌上でこの騒動を「百田尚樹&さくら夫人組がどうもおかしい」的なスタンスで説明して、最後は「炎上はまだ収まりそうにない。文春さんとしては今後どう出るのか、野次馬として楽しみにしております」と締める、この姿勢は信用できる! 男らしい(深い意味はないです)! 能町さん、百田尚樹先生にTwitterでブロックされないといいけどなー!
Written by 吉田豪
Photo by 殉愛
【関連記事】
●百田尚樹のたかじん本騒動をリツイートしていたら...『ほぼ日刊 吉田豪』
●「殉愛」騒動で話題、及川眠子先生の著書を読んで...『ほぼ日刊 吉田豪』
●たかじんお別れ会でヒンシュク自己アピール...人気タレントTの惨状
注目の記事
生涯賃金を「2年の副業」で稼ぐのは可能か
> 連載 > 今年のお騒がせニュースベスト3といえば...『ほぼ日刊 吉田豪』連載176
週間ランキング
- 24時間テレビマラソンの関係者がヤラセ舞台裏を告発
- 政界引退宣言の橋下市長は船木誠勝である|プチ鹿島の『余計な下世話!』
- わいせつ芸能プロ社長逮捕でアイドルからタレコミが...|ほぼ週刊吉田豪
- 能年玲奈洗脳騒動で見せた小泉今日子のカッコ良さ|ほぼ週刊吉田豪
- 【川崎火災】頻発する放火事件...簡易宿泊所が集まるドヤ街の現在
- 【赤裸々画像】写真交換アプリ「写真袋」流出騒動の被害者と情報拡散者の無知ぶりを嘆く
- 【大阪】西成・あいりん地区の浄化作戦で噂の「シャブホテル」摘発
- 「Twitter乗っ取り」という言い訳ブームで社会的に追い詰められる人が続出
- 【壮絶すぎる人生】萩原流行&まゆ美夫妻の共著『Wうつ』読了|ほぼ週刊吉田豪
- 大阪都構想・住民投票の陰であの上西小百合議員が怪気炎
- 【裏社会】五代目工藤會が首都圏でファッション業界に進出か
- 「大きなアエギ声で...」あの有名グラドル、バー店内でエロすぎて出入り禁止に
- 【千葉の監禁生き埋め】10代少女が殺到する「卒業アルバム偽造業者」を直撃した
- 「芸能人のヤバいビデオは存在する」関東連合元OBが激白
- 地下格闘技「強者」創設者逮捕...元メンバーが語る半グレの内情
- 不穏試合で顔面崩壊の女子プロレスラー安川惡斗の壮絶半生|ほぼ週刊 吉田豪
- ポール・ウォーカーさんの陰謀死と交際歴を暴露した日本の大物女優
- 麻美ゆま、瑠川リナ、佳山三花...人気AV女優を突如襲った「無修正版」大量流出騒動
- 裏社会も震撼する五代目工藤會、福岡県警「頂上作戦」の本気度
- EXILE離れが噂されるATSUSHIにふたりの恋人候補が浮上か!?