韓国ネット、「米国は先に日本を叩くべき」―中国紙

５日付の中国紙・銭江晩報は、米ラッセル国務次官補が３日、南シナ海問題で韓国を抱き込み、中国に圧力をかけようと試みたと報じた。

ラッセル氏は同日、ワシントンで開かれたシンクタンクの会議で、「韓国は国際秩序における主要な利害関係者（ステークホルダー）としての役割を発揮するべきだ」とし、「米国と韓国は南シナ海問題で、いずれも当事者ではないが、声を上げる理由は十分にある。そうすることは、私利私欲のためでなく、普遍的な原則と法治の支持によるものだ」と述べた。

韓国聯合ニュースによると、この発言を受け、韓国のネット上では「米国は先に日本を叩くべきだ」との意見が噴出している。「韓国と日本の独島（日本名・竹島）をめぐる争いでも、米国は当事者ではないが、ラッセル氏の論理に基づけば、米国は日本に対して声を上げるべき」「米国は日本に独島（竹島）の主権は韓国にあることだけでなく、慰安婦の強制連行も認めさせるべきだ」といったコメントも寄せられた。

（編集翻訳　小豆沢紀子）