日本は感染者ゼロでも2年前にMERS管理システム確立=韓国ネット「日本がうらやましい」「SARSのときは韓国もできていたのに…」

配信日時:2015年6月5日(金) 14時19分
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5日、韓国で感染が広がるMERSについて、日本では国内で感染が確認されていない2013年の段階で「指定感染症」に指定し対策を取っていたと、韓国メディアが伝えた。これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。
2015年6月5日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で感染が広がる中東呼吸器症候群(MERS)について、日本では国内で感染が確認されていない2013年の段階で「指定感染症」に指定し対策を取っていたと、日本の感染症専門家が語った。

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中東で最初にMERSが確認されたのは2012年、日本では2013年7月にMERSを「指定感染症」に指定し、今年1月には「世界的に流行する危険性がある」として全国に改めて警告を出した。MERSの疑いのある患者が出た場合、どのように管理するかを記した標準マニュアルもすでに全国の自治体と病院に配布されている。

今回の韓国の事態について、「日本ならどう対応したか」との質問に、中島一敏・東北大学病院検査部講師は、「感染の疑いのある患者が病院に来たら、感染確認前でも、それ以上ウイルスが広まらないよう病院内で感染管理をするべきだ」と答えた。また、韓国でMERS患者を診療した病院を公表していないことについて、谷口清州・国立病院機構三重病院臨床研究部国際保健医療研究室長は「SARS発生時、中国はすべて公表した」とし、公表しなければリスク管理自体ができないとの考えを示した。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「こういうことから学ぶべき。本当に情けない」
「体系的に動く日本がうらやましい。韓国も、今からでもそうしよう。できないことはないはず」
「さすが日本」
「韓国には、日本に謝罪を求める資格すらない」

「韓国でもちゃんとできただろうに、無能な現政権が全部駄目にした」
「SARSのときは、韓国もきちんと対処できていた。現政府が無能なだけ」
「日本はもともとレベルが高いから、日本と比べるのは良くない。ただ、日本の制度を学ぶのは大切だ」
「国民の命より大病院の経営を心配する大統領と政府」

「未開発の韓国は、こんな目に遭っても絶対に変わらないだろう」
「感染者が出た病院も教えてくれない。これでは、怖くて病院にも行けない」
「韓国政府は、たばこの値上げについては考えても、こういうお金にならないことをするはずがない」(翻訳・編集/和氣)

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