天体望遠鏡「視力」3倍 ブラックホール撮影に道天体から放射される電波を観測する電波望遠鏡2台を同時に使い、天体の解像度を3倍にすることに国内で初めて成功したと、山口大や茨城大などのチームが5日発表した。 解像度は望遠鏡の視力に当たり、小さな天体を従来よりもよく捉えられるようになるため、謎の多いブラックホールの撮影に役立てたいとしている。 チームを率いた山口大の藤沢健太教授(電波天文学)によると、今年4月、国立天文台野辺山宇宙電波観測所(長野県)にある2台の電波望遠鏡を同時に使用し、天体から出る高い周波数の電波を観測。データを足し合わせて識別能力を上げ、解像度を3倍にすることに成功した。 【共同通信】
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