わーいで満たされる世界に
株式会社Ymixの代表取締役の石塚裕介のブログです。ブランディングや、マーケティングなどさまざまなつぶやきを掲載していきます。連絡先: info@ymix.co
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ブレストの極意
突然ですけど、ブログ始めます。笑
最初のトピックはブレストです!
最近、大変ありがたいことに「ブレスト」のやり方に関して相談を受けコンサルティングをしています。
それだけブレストというものは難しいということだと思います。
本日はまずブレストのあるべき姿、極意に関してお話したいと思います。
まず、ブレストはただ、アイデアを皆で出すだけだと、正直時間の無駄です。
結論が拡散して収束しなかったり、発言がほとんどなかったり。
しかも一番大きな問題があるブレストは、お偉いさんだけが発言するブレストです。
お偉いさんの思いが優先され、一見、結論が出ているように見えますが、
実際には個人の意見に帰着しているだけで、実際にサービスやキャンペーンがスタートした後に
全然良くない結果が出る可能性が高いです。
そんな間違えたブレストではなく、正しいブレストを行うためにはルールがあります。
- (ブレスト前)ファシリテータを一人決める
- (ブレスト前)ブレストテーマとゴールを決める
- (ブレスト前)ファシリテータがゴールを因数分解して、トピックスを決める(5W1H)
- 和やかな雰囲気で、全員が明るく話せるようにファシリテーションする
- 最後にファシリテータが話をまとめる
まず一番大切なことは、ファシリテータを一人立てることです。
このファシリテータはブレストのリーダーで、ファシリテータの技量が最終ゴールを導き出せるかどうかにかかってきます。
ファシリテータとして向いている人は、チーム内で一番ロジカルな人です。(話し方がうまければより良い&理由は後ほど)
また、ファシリテータはブレストMTG中、極力自分の意見を発言するのは避けましょう。
続いて、ブレストのテーマとゴール決めです。
こちらはファシリテータが決めます。
本当に何に関して話し合いたいのかを考え、ゴールを必ず一つに絞りましょう。
その次はファシリテータがゴールを因数分解して、ブレストの流れを決めます
その因数分解は5W1Hに基づくように因数分解します。(What, Where, When, Who, Why, How)
例えば、ゴールが「ECサイトのキャンペーンで女性が喜ぶものを検討」だとします。
その場合、ブレストメンバーには女性を選びます。
次にトピックスを決めます。(5W1Hの順番は不同、ただし、やりたいものの話は最後に)
■良かった事例
-他社ECサイトで良かったキャンペーンは(What)
-何故よかったのか(Why)
-それはいつ利用したのか、どんなタイミングでキャンペーンに参加したのか(When)
-どこでそのキャンペーンに参加したのか(Where)
-どんなユーザーが参加してそうだったか(Who)
-どうやって参加者を集めていたのか(How)
■良くなかった事例
-反対に、良くなかったECサイトのキャンペーンは(What)
-何故良くなかったか(Why)
-それはいつ利用したのか、どんなタイミングでキャンペーンに参加したのか(When)
-どこでそのキャンペーンに参加したのか(Where)
-どんなユーザーが参加してそうだったか(Who)
-どうやって参加者を集めていたのか(How)
■自分たちが目指すべきもの
-前の良かった事例・良くなかった事例を踏まえてどういったキャンペーンを開催したいか(What)
-それは何故、開催したいのか(Why)
-どんなタイミングで参加してもらいたいのか(When)
-どこでそのキャンペーンに参加してもらいたいのか(Where)
-どんなユーザーに参加してもらいたいのか(Who)
-どうやって参加者を集めるのか(How)
このようにブレストMTG前までにトピックスを決めておきます。
さて、ここからはいよいよブレストMTGです。
ブレストMTGでは、先のトピックスに合わせてファシリテータがファシリテーションしながら
質問を出していきます。
この時、ファシリテータは以下の3つのことに気を付けて下さい。
- リラックスする
ファシリテータが緊張していると、メンバーが思ったことを発言しづらくなりますので、
リラックスしてください。
もし余裕があれば、メンバーをあいだあいだで笑わせたりして下さい。 - メンバーが均等に発言できるように、次々に回答者を指名する
一人の意見に偏ってしまうとブレストの意味がありませんので
必ず皆が平等に発言できるようにして下さい。 - ロジカルな回答かどうかを判断する(ここがファシリテータの腕の見せ所の一つです)
もしメンバーの回答がロジカルでない場合は、優しく誘導してロジカルな回答に導いてあげて下さい。
皆がロジカルでない回答を繰り返すと、話が最後にまとまりません。
また、ストレートに指摘するのではなく、うまく誘導してください。
ストレートに指摘されると、委縮してしまい、発言がなくなってしまいますので。
上記を意識しながら、ブレストMTGを進めて下さい。
そして最後です。
ブレストMTGで出てきたお話をファシリテータがまとめます。
このまとめる際は、客観的に徹してください。
うまくいけばブレスト段階で、とにかくロジカルな意見が集まっているため、まとめやすいと思います。
どんな人が、どんなタイミングで、どんなとこで、どんなキャンペーンになら、
どんな理由で、どうやって参加するのかがすぐにまとまります。
ここに間違えても自分の意見を反映してしまうと、せっかくのブレストの意味がなくなってしまい、
ファシリテータの意見がまとまってしまうだけですので。。。笑
ですので、とにかく客観的にまとめることを心がけるようにしましょう。
これでゴールに収束しますので。
いかがでしたでしょうか。
初めはファシリテータが緊張してしまい、うまくいかないこともあるかもしれません。
ただ慣れればすぐにできるようになります。
是非一度試してみてください。
もしご相談がありましたら、是非以下までご連絡下さい。
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