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金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (1')もちろん、極端な事例に含まれる典型的な要素から、われわれは重要な知見を学ぶことができます。でも、「極端な事例」は無数にあり、例えば無知な支援者による暴力はもっとありふれた現象であるにもかかわらず、それに言及されないのは、文脈からいって公平ではありません。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (2)ぼくが主張しているのは、マイノリティ当事者の主張を絶対視せよということではありません。あらゆる場面で優先せよということでもありません。ただ、ないがしろにしないでほしい、というだけです。ここを誤解している人が多いので、きっとぼくの説明不足もあるのでしょう。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (2')こういうと、一体いつないがしろにしたというのだ、と吹け上がる人がいますが、そんなの日常茶飯事です。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (3)ぼくは青い芝の会について通り一遍の知識しかありませんが、「考えるのは青い芝の会、ゴリラは健常者で差別者だから考えたら間違える、よって黙って介護だけしてろ」「脱落者、逃亡者、病んだ人続出ですぐつぶれた」というのは、本当に的確に描写できているのでしょうか。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (3')一般に、組織の盛衰というのはさまざまな要因が絡み合って生じるものであって、そう単純に分析できるものではないと思います。直観的には、その要約の時点ですでに特定の価値を含んでしまっているように感じられます。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (4)そして、最も重要なことは、当事者主権+アライという問題設定は、決して、「考えるのは当事者、アライはただ黙って側面支援だけしてろ」ということを意味するものではないということです。むしろ、アライというのはかなり積極的なポリティクスを含む概念だと思います。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (4')「アライ」という立場の根幹は、いかに支援に徹するかということではなく、むしろ、いかに自分が無自覚に多数派の特権を享受してきたかを自覚する努力をするか、ということだと思います。それは困難な問いなので、「マジョリティの運動」にはハードルが高いとは思います。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (5)したがって、「マイノリティのアイデンティティ・ポリティクス」をないがしろにしないでくれというのは、必ずしもカウンター運動のすべての段階、すべての参加者に要求しているものではありません。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. (5')カウンター運動は、マジョリティの運動とマイノリティのアイデンティティ・ポリティクスが絡み合って構成されています。多くの場面では前者が前景化していますが、後者は存在しないわけでありません。いざ後者が前景化するとき、ジャマしないでほしいということです。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. 以上がコメントですが、実にささやかな話だと思いませんか。どぅーどぅる君にいわせると、「「わかっとるわい」とか「気をつけます」とかその程度の返事ですむこと」。ぼくもその程度の話として書き始めたのですが、想定外に強い反発を生んだことで深い闇を見た気分になっています。
渋柿じいさんアンチヘイト泥憲和
お話はよくわかるんですよ。ただ、70年代を知っている者としては、部落解放同盟や青い芝の会の、行き過ぎたマイノリティポリティカルに悩まされた記憶があって、どうしても敏感になってしまいます。すみません 想定外に強い反発を生んだことで深い闇を見た気分になっています
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
うーん…。 RT : お話はよくわかるんですよ。ただ、70年代を知っている者としては、部落解放同盟や青い芝の会の、行き過ぎたマイノリティポリティカルに悩まされた記憶があって、どうしても敏感になってしまいます。すみません
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. 個々の現場で権力関係の逆転が起こるのは珍しいことではありませんし、きっといろいろとご苦労なさったのだろうと拝察します。ただ、ないものねだりかもしれませんが、ぼくはその種の話を伺うたび、二つのことを思うのです。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. 一つには、マクロな次元では厳しい差別が支配的な時代のこと。イヤなら運動から逃げられる立場と、イヤでもその人生を生きざるをえない立場が変わるわけではない以上、ミクロな運動場面で権力関係が逆転したからといって、その責任を追及するのは何かが違う気がしてなりません。
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. もう一つには、ぼくの主張は要するにマイノリティとマジョリティが対等に意見を戦わせることのできる「平場」を作ろう、という話に帰着します。社会がマジョリティに有利に作られている以上、マイノリティの主張を優先してやっと対等になる。その上で、(続)
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. どちらかの主張を鵜呑みにするのはとても不誠実なことであって、なにせ見えている世界すら異なるかもしれない関係なのですから、ちゃんと意思疎通するためには存分に主張を闘わせる必要があると思うのです。つまり、(続)
金明秀 KIM, Myungsoo 2014年4月7日
. 「行き過ぎたマイノリティポリティカルに悩まされた」というのは、きっと事実その通りだったのだろうと思う一方、平場を作って意見を闘わせる困難な努力をどこまで果たしたのだろう、被差別当事者の主張を鵜呑みにする安楽な道を選んだりしなかっただろうか、と思ってしまうのです。
渋柿じいさんアンチヘイト泥憲和 2014年4月7日
その回路を閉ざすってのが、大原則として立てられていたんですよねえ 平場を作って意見を闘わせる困難な努力をどこまで果たしたのだろう