日韓関係悪化は李明博前大統領のせい？竹島訪問により「密約」が死滅＝韓国ネット「関係悪化は日本のせい」「自国の領土を訪問して何が悪い？」

2015年6月3日、韓国・ハンギョレは、2012年に韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領（当時）が独島（日本名・竹島）を訪問したことが、日韓間の「独島密約」を死滅させ、両国関係を悪化させる大きなきっかけになったと伝えた。

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李大統領の訪問後、日本政府は竹島領有権を主張するため、国内外での広報活動を強化している。これについて韓国メディアは、「日本のこのような動きは、李大統領の独島訪問により、1965年日韓請求権協定の交渉過程でなされた独島密約が死滅したためだ」と主張している。

日韓政府は「独島密約」を通じて、「独島問題を解決したものとみなし、日韓請求権協定では触れない」ということに合意したとみられている。両政府はその後、「韓国の合意なしに独島領有権を変更することはできない」との文書も締結したという。独島密約が実在したかどうかは明らかになっていないが、もしも実在したのなら、李大統領の軽率な行為が独島問題を密約として封じ込めた両政府の努力を台無しにしたということになると伝えている。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「李明博大統領が独島を訪問しなければ、独島問題は悪化しなかったと言いたいのか？歴史は消えないし、慰安婦や強制徴用の事実も消えない。どちらにしろ安倍首相は歴史歪曲（わいきょく）に乗り出していただろう」
「日韓関係悪化を李明博前大統領のせいにするのは日本側の主張。韓国人同士で責め合ってどうする？」

「無能な韓国政府よ！日本と争ってばかりいないで、独島を日本に売ってしまえ！その方がすっきりする」
「大統領が自国の領土を訪問して何が悪い？それを軽率な行為と言うのはおかしい」
「日韓関係の悪化は日本の右翼化が原因だ」

「結局、李明博は悪いやつだったということでしょ？（笑）」
「当時、韓国は貧しくて日本の助けがなければ生きて行けなかった。昔の条約はなかったものと考え、今もう一度、日韓は歴史問題について話し合う必要がある」（翻訳・編集/堂本）