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韓国MERS 死者4人に、感染拡大で病院名公表に転換

 韓国の中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大問題で、文亨杓保健福祉相は5日、最初の患者が入院し30人の感染者が出た病院を、ソウル南方の「平沢聖母病院」だと明らかにし、5月中下旬に訪れた人は名乗り出るよう呼び掛けた。

 韓国政府は「不安を招く」として医療機関名を公表してこなかった。方針転換については、ウイルスが現在も病院から検出されており、病院が広範囲に汚染されて多数の訪問者が感染した恐れがあるためだと説明した。

 保健福祉省は5日、感染者の男性(76)が4日に死亡し、軍人1人を含む5人の感染が新たに確認されたと明らかにした。感染者は死者4人を含む41人となった。

 一方、ソウルの病院に勤務する医師(38)が感染後、1500人以上が集まった行事などに参加したと公表したソウル市は5日、自治体の権限で独自に行事参加者全員を自宅に隔離する作業を進めた。政府は4日の時点で約1600人に自宅や施設での隔離措置を取っており、こうした人が2倍に増えることになる。

 一方、文氏や大統領府当局者は、朴元淳ソウル市長が4日、医師の感染に関する情報を発表したことに絡んで、「不安を与えた」と批判した。

 保健福祉省は4日、感染が確認された医師は5月27日に感染者の男性を診察、29日に症状が出始め31日から自宅隔離を始めたと説明。同市によると、医師は30、31両日に地域の行事と勤務先の病院でのシンポジウムに出席していた。この病院は韓国で最大規模の総合病院で、同僚3人にも症状があるとの報道もある。(共同)

[ 2015年6月5日 13:09 ]

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