むっちゃん万十
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種類 | 有限会社 |
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本社所在地 | 〒815-0081 福岡県福岡市那の川2-3-1 |
設立 | 平成5年4月 |
業種 | 飲食業 |
事業内容 | むつごろう焼・ムツゴロウマンジュウの運営及びフランチャイズ展開 |
外部リンク | http://www.kisendo.com |
種類 | 有限会社 |
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本社所在地 | 〒816-0952 福岡県大野城市下大利1-11-4 |
設立 | Not-data |
業種 | 飲食業 |
事業内容 | むっちゃん万十運営及びフランチャイズ展開 |
外部リンク | http://www.interq.or.jp/japan/tamanoya/ |
むっちゃん万十(むっちゃんまんじゅう)は、福岡県大野城市に本店を置く玉乃屋が販売している焼き菓子の商品名である。
ムツゴロウマンジュウ(むつごろうまんじゅう)、むつごろう焼(むつごろうやき)は、福岡県福岡市に本店を置く喜宣堂が販売している焼き菓子の商品名である。
長崎県諫早市の地元の方が地元の自然をPRしようと考えてムツゴロウの形の菓子を考案し、喜宣堂の創業者と玉乃屋の創業者、それぞれに商品の販売を依頼した。その後、平成元年に喜宣堂が福岡県福岡市唐人町に第1号店をオープンした。一方、玉乃屋は催事を中心に販売を展開した。むっちゃんの愛称は、そもそも自然と生まれたムツゴロウの愛称であった。その後販売エリアの競合を避けるべく、喜宣堂と玉乃屋は話し合いの上、エリア分けをし、九州は喜宣堂が展開していた。一方玉乃屋は他のエリアで展開を行なっていた。しかし、平成5年に玉乃屋がむっちゃんの商標登録を独断で行い両者の紛争に発展した。結局、焼き型、店名を喜宣堂が変更することで和解となった。その時点で喜宣堂の加盟店が30店舗程度まで増えていた。しかし、ブームも過ぎ去り、双方の加盟店も減少していった。ところが10年後の平成16年に福岡県福岡市の企業が、同市唐人町の第1号店でむっちゃんまんじゅうを親しんだことを思い出し、福岡県福岡市のキャナルシティ博多に期間限定で出店した。そのことがきっかけに、マスコミに採り上げられブームが再来した。現在、キャナルシティ博多店は福岡市天神に移動し、博多ムツゴロウマンジュウ天神店(はかたむつごろうまんじゅうてんじんてん)として喜宣堂の加盟店で営業している。
目次 |
概要
喜宣堂は福岡市を中心に九州で店舗をフランチャイズ展開している。生地の製造方法は社外秘となっている。たい焼きのようにムツゴロウの形をした焼き型で焼いているが、たい焼きとはことなり餡などの甘味系よりもハムエッグやバーガーといったいわゆる惣菜系が中心に売れているところが特徴である。全ての原材料が特注品で作り上げられるため、バランスなどを含め同様の商品を作っても同じような美味しさがでない。売上の7割は惣菜系メニューが占める。
玉乃屋は福岡市および周辺部に店舗をフランチャイズ展開している。生地は今川焼きやたい焼きのように小麦粉、砂糖、重曹などからつくり鉄板の焼き型に入れて焼く。焼き型はムツゴロウの形をしている。具材は餡のほか、卵、キャベツ、塩、ハムなど独自の具材がある。ハムエッグなどに使われている、マヨネーズは特注品で加熱処理しても品質として問題ない商品が使われている。2007年現在、ハムエッグが売上の7割近くを占めている。
両者の違いとして、焼き型が喜宣堂はLOVE&PEACEがテーマで、むつごろうがペアの形になっている。一方玉乃屋は素朴な演出で質素にしてある。店名は玉乃屋チェーンがむっちゃん万十(むっちゃんまんじゅう)、喜宣堂チェーンはムツゴロウマンジュウ(むつごろうまんじゅう)、むつごろう焼(むつごろうやき)と使い分けている。メニュー及び味については、双方ともチェーン内でばらばらである。
主な商品
喜宣堂チェーン
玉乃屋チェーンメニューはかつて全品100円だったが、2007年11月に20円の値上げを行なった。
- ハムエッグ(タマゴとハムとキャベツと塩と特製マヨネーズ)120円
- ウィンナー(ウィンナーとキャベツと塩と特製マヨネーズ)150円
- ハンバーグ(キャベツとハンバーグの種とケチャップ等)120円
- カスタード(主にカスタードクリーム使用)120円
- アン(白、黒等)120円