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3日間で120通余のメール 集中的に送付
6月5日 17時01分

日本年金機構から個人情報が流出した問題で、不正な電子メールが機構に送りつけられた詳しいいきさつが、関係者への取材で明らかになりました。先月8日に「竹村」という名前で1通のメールが届いたあと、18日から20日までの3日間に120通余りのメールが集中的に送りつけられていたことが分かりました。警視庁は、大量のメールが送りつけられたいきさつを調べています。
この問題は、年金情報を管理している日本年金機構のシステムから、年金加入者の名前や基礎年金番号など、少なくともおよそ125万件の個人情報が流出したものです。
関係者によりますと、機構には、まず先月8日に、業務上外部に公開されているアドレスに宛てて、記された外部のリンクに接続するとウイルスに感染するタイプのメールが3通送りつけられ、このうちの1通のメールの送信元の名前は「竹村」だったということです。
その後、先月18日の午前に、ウイルスを仕込んだファイルが添付された100通のメールが、僅か2分の間に、公開されていない機構の職員のアドレス宛てに一気に送りつけられたうえ、同じ日の午後に17通、19日に1通、さらに20日に3通と、18日から20日の3日間に集中的に送りつけられていたということです。
結局、送りつけられた不正なメールは合わせて124通に上り、この結果、少なくとも27台のパソコンがウイルスに感染したということです。
警視庁は大量のメールが送りつけられたいきさつを調べています。

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