故町村前衆院議長 国会に最後の別れ

6月4日 20時23分

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今月１日に死去した町村前衆議院議長のひつぎを乗せた車が４日午後、国会などを回って最後の別れを告げ、総理大臣官邸の前では安倍総理大臣らが手を合わせて、哀悼の意を表しました。

町村前衆議院議長のひつぎを乗せた車は４日午後、東京・目黒区にある町村氏の自宅を出たあと、国会をはじめ、町村氏が大臣を務めた文部科学省や外務省、それに自民党本部などを回り、最後の別れを告げました。
このうち、国会では、ひつぎを乗せた車が正門から国会内に入ると、衆参両院の議長や与野党の国会議員らが深々とお辞儀をして、町村氏の冥福を祈っていました。
また、町村氏が官房長官として勤務した総理大臣官邸の前では安倍総理大臣や、麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官らが歩道に整列し、車が総理大臣官邸の前に差しかかると、安倍総理大臣らが手を合わせたり、何度も頭を下げたりして、哀悼の意を表しました。
これに先立って、４日開かれた衆議院本会議では、大島衆議院議長が町村氏に対し、「政党政治の確立に努め、議会制民主政治の進展に多大の貢献をされた」と弔詞を朗読しました。
町村氏のひつぎを乗せた車は東京港区の青山葬儀所に向かい、４日夜、通夜が５日、告別式がそれぞれ営まれることになっています。