スポーツのしおり
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【国際】翁長知事 辺野古反対「一筋の光」 米議員から「調査したい」
【ワシントン=斉場保伸】訪米中の翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は三日夕(日本時間四日午前)、ワシントン市内で記者会見した。米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設に反対する「県民の民意」の実現に向け、面談した米議員から沖縄で基地問題を調査したいとの発言があったことなどを挙げ、「全くの暗中模索の中から一筋の光が見えてきた」と成果を強調した。 翁長氏は三日午前、国務省で一時間半にわたり、国防総省のアバクロンビー副次官補代行と国務省のヤング日本部長と会談し、移設計画の撤回を求めた。これに対し米国側は「辺野古移設について日米両国は揺るぎない意思を共有している」と指摘するなど、強硬な姿勢を貫いた。 会談で翁長氏は「戦後の日米安保体制を支えたのは沖縄だ。その県民が新基地は造らせないと言っている。非民主的な方法で建設が進めば、その様子が世界に発信される」と説明した。 翁長氏は三日の記者会見で「訪米前から、かたくななワシントンの状況は聞いていた。厳しい訪米であることは想定の範囲内だ」と述べた上で、「一歩一歩前進している」と指摘。名前を明らかにできないとしながらも「ぜひとも議会で沖縄を訪問し、(基地問題について)調査したい」という議員が面談した中にいたことを明らかにした。 また「沖縄が問題だと言うならば、それは問題があるのだろう。私は良い判断のために努力したい」との発言もあったという。 米国の外交・国防政策に影響力を持つ上院軍事委員会の委員長で共和党の重鎮ジョン・マケイン氏とはすでに、今後もさまざまな節目で対話することで合意。翁長氏は「信頼関係ができた人たちと連絡を取り合いながら前に進める部分もある」との考えを示した。 翁長氏は辺野古移設計画の撤回という「私たちの望むものに近づく可能性をしっかり感じた。半年間、県民はもがき、苦しんできた。整然とした動きが県内にも国内にも、そして国外にも出てきている。大きな進歩だ」と述べた。 PR情報
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