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「やめろ!」っつって、飛び込んできて、
それがローさんでした。

河村拓弥

取材日 / 2012年12月1日

 

――――下川ロー さんとはどういうつながりなんですか。

どこだったかな?バーで喧嘩してたんですよ、俺。そしたら「やめろ!」って横からぶん殴られたんっす。

 

――――殴られた…?

はい、「やめろ!」っつって、飛び込んできて、それがローさんでした。

 

――――すごい出会いですね。

まぁ、その後はお祭り騒ぎですね、かえって喧嘩が激しくなっちゃって、バーのマスターもやけになって暴れてましたね(笑) 今ではすっかりほほえましい思い出ですけどね。

 

 

そんでそのまま夜が明けて、みんなで朝日見ながら迎え酒でしたね。お前、いいパンチだったぜ、みたいな。

 

――――映画みたいですね。

そしたらローさんがポケットからCDを出して、「俺、音楽やってんだ」って。それが『 Night Works 』でした。

 

 


 
(河村さんにはアンケートにも答えてもらいました)

 

帰って聴いて、「なんだこれー!」ってなりましたね、ブルーハーツ初めて聴いた時みたいな、そんな衝撃でした。俺、何やってたんだろって。こりゃ喧嘩やってる場合じゃないなって。

 

――――それで河村さんからバンドを持ちかけたんですか?

はい、すぐ電話して。そしたら意外にも断られたんです。「俺はバンドはやんないよ」って。

 

――――え?

すごいショックで…。でも、もうバンドするって俺決めてたんで。喧嘩に明け暮れてる生活から、俺、やっと抜け出せるって初めて思えたんで。絶対引く気はなかったです。

 

――――そこまで思われてたんですね。

はい。もう俺には、音楽しかないって。あ、すみません(…涙)。

 


 
(下川ローさんと出会った頃の写真)

 

――――どうされたんですか?

広島にマイケルダグロス・レコードっていう有名なレコード会社があって、そこの社長のユウアさんに相談しました。音楽のことならこの人にきけって、いろんな人から聞いてたんで。

 

――――金族バット のベースもされていますね。

はい。そしたらあっという間でしたね。「ユウアさんに言ってもらえるなら」とローさんもすぐバンド結成を承諾してくれました。幸運にもそのままユウアさんにベース弾いてもらえることになって。

 

 

――――…このアーティスト写真の右上の女性はどなたですか?

これはエリカさんですね。魔女(見習い)なんで写真の写り方が他の人とは違いますけどね(笑) 

 

――――担当は?

とにかくローさんの服がいっつもださいんで、ローさん専属のファッションコーディネーターしてもらってます。あとメンバー全員のメイクアップ担当です。あと客席盛り上げ担当でいしづきさんのお母さんがメンバーなんですけど、写真撮影日に間に合わなかったので写ってません。

 

 

 

 

※ インタビューにおける河村拓弥はフィクションです。就活時の採用判定データとして用いることを固く禁止します。

 

 

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