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中国 転覆の客船をつり上げて回転6月5日 12時40分
中国の長江で450人余りを乗せた客船が転覆した事故で、当局は、今も行方の分からない345人の捜索を急ぐため、5日朝から客船をつり上げる作業を開始し、船底を上に向けてひっくり返っていた船体を回転させて通常の状態に戻しました。
この事故は、今月1日夜、長江中流域の湖北省南部で、乗客乗員456人を乗せた客船が悪天候のなか転覆したもので、14人が救助されましたが、97人の死亡が確認され、345人が行方不明となっています。
国営の中国中央テレビによりますと、当局は、5日朝からクレーン船を使って、転覆してひっくり返った船体をつり上げ、通常の状態に戻す作業を開始しました。
船底を上に向けて転覆していた船体は180度回転して通常の状態に戻され、日本時間の午前11時現在、4階建ての客船の4階の部分だけが水面に出た状態となっています。
当局は、今後、船体を水面まで引き上げる作業とともに船内にたまった水を排水し、船内に入って今も行方の分からない345人の捜索を急ぐことにしています。
当局は、つり上げ作業を前に4日夜の記者会見で、「生存者がいる可能性がないと総合的に判断し、つり上げ作業を行うことにした」と述べていて、遺体の身元を確認するため、家族からDNAのサンプルの提供を求めることにしています。
国営の中国中央テレビによりますと、当局は、5日朝からクレーン船を使って、転覆してひっくり返った船体をつり上げ、通常の状態に戻す作業を開始しました。
船底を上に向けて転覆していた船体は180度回転して通常の状態に戻され、日本時間の午前11時現在、4階建ての客船の4階の部分だけが水面に出た状態となっています。
当局は、今後、船体を水面まで引き上げる作業とともに船内にたまった水を排水し、船内に入って今も行方の分からない345人の捜索を急ぐことにしています。
当局は、つり上げ作業を前に4日夜の記者会見で、「生存者がいる可能性がないと総合的に判断し、つり上げ作業を行うことにした」と述べていて、遺体の身元を確認するため、家族からDNAのサンプルの提供を求めることにしています。