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横浜FMの小林祐三が選ぶ、ユニット重視のメンバーと90年代邦楽ロックベストイレブン

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【欧州ベストイレブン】「誰が監督をやっても勝てますよ(笑)」横浜FMの小林祐三が選ぶベストイレブン


■フォーメーション:4-3-3
FW:ネイマール(バルセロナ)、ルイス・スアレス(バルセロナ)、リオネル・メッシ(バルセロナ)
MF:ポール・ポグバ(ユヴェントス)、シャビ・アロンソ(バイエルン)、アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
DF:パトリス・エヴラ(ユヴェントス)、ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)、アルバロ・アルベロア(レアル・マドリード)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)

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[写真]=Getty Images

 まず3トップはバルサの3人。クリスティアーノ・ロナウドを入れるか迷いましたけど、ユニットが好きなのでセットで選びました。3人ですべて完結しちゃいますからね。南米のライバル関係にある国の選手たちが、仲良く楽しそうにプレーしているというのも夢があっていい。サッカーは国境を越えられるというのを体現していますよね。

 中盤は逆三角形の形で左のインサイドハーフにアンドレス・イニエスタ。攻撃はもちろんですけど、守備もすごくうまい。どんな選手と向き合っても自分の間合いに持っていくんです。サイドバックもアンカーもできるだろうし、世界で一番サッカーがうまいと思います。そのイニエスタと組むのはポール・ポグバ。僕もああいう体に産まれたかったですね(笑)。たまたま見た1試合だけでそのすごさがわかりました。とにかくスケールが大きい。ただ、ここにはルカ・モドリッチを入れても面白そうですね。

 その1列後ろのアンカーは自分の中では激戦区でした。アンドレア・ピルロやトニ・クロースもいいと思ったんですけど、ピルロを入れると派手すぎる感じがするので、ここはチームプレーヤーのシャビ・アロンソを入れます。

 センターバックの片方はセルヒオ・ラモス。スピードがあるセンターバックが好きなんですよ。あとけがをしながらも試合に出たりしますし根性がありますよね。その相棒は左利きがいいのでジョルジョ・キエッリーニにしました。プレーはもちろん、コメントを見てもユーモアがあり懐が深い感じが好きです。

 左サイドバックはプレシーズンマッチで対戦経験のあるパトリス・エヴラ。あの年齢でリーグを変えながら活躍できるのはすごいですよね。身長は高くないんですけど、セットプレーで上からバチーンってやられたのはよく憶えています(苦笑)。自分と同じ右サイドバックはブラニスラフ・イヴァノヴィッチかアルバロ・アルベロアか内田篤人選手で迷いました。イヴァノヴィッチは身体能力が圧倒的ですよね。対戦したくないです(苦笑)。内田選手はドイツに渡ってからここ数年のプレーが特にすごいなと思います。でも、ここはあえてアルベロアにしました。守備の間合いが良くて、精神的にもタフ。ああいう腰の据わったサイドバックが好きなんですよ。技術もあるのにそれをひけらかさない。こういう選手がもっと認められてほしいなと思いますね。

 GKも迷いました。イケル・カシージャス、マヌエル・ノイアー、ティボー・クルトワ、ジャンルイジ・ブッフォン、ダビド・デ・ヘア……。GKは専門職なので選ぶのが難しかったですけど、守備陣との関係も考えてブッフォンにしました。

 このチームなら誰が監督をやっても勝てますよ(笑)。3トップ、最終ラインの左右などいくつかのところでユニットを形成していて、全体のバランスが取れているんじゃないかなと思います。勝ち点を取りこぼさない堅実さもあるチームだと思います。

【なんでもベストイレブン】横浜FMの小林祐三が選ぶ90年代の邦楽ロックミュージシャンベストイレブン


■フォーメーション:4-2-3-1

FW:椎名林檎
MF:草野マサムネ(スピッツ)、中村一義、向井秀徳(ナンバーガール)、岸田繁(くるり)、佐藤征史(くるり)
DF:石渡淳治(SUPERCAR)、堀込泰行(キリンジ)、堀込高樹(キリンジ)、柏原譲(フィッシュマンズ)
GK:崎山龍男(スピッツ)

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[イラスト]=タカハラ ユウスケ

 自分が小学生から中学生の時にハマっていたロックミュージシャンを選出しました。1トップは椎名林檎さんです。『無罪モラトリアム』は日本のロック史に残る名作ですね。中でも好きな曲は『丸の内サディスティック』です。トップ下は中村一義さん。初期のアルバム3枚は、特に才能を感じました。ご自身が家庭でいろいろな抑圧や矛盾を感じられた中で制作された曲で、彼にしか作れない作品だと思います。この間、ライブに行ったんですが涙が出るぐらい感動しました。

 その後ろに控えるダブルボランチはくるりの岸田(繁)君と佐藤(征史)さん。あえて同一バンドから選びました。くるりはメンバーが何度も変わっているんですが、その中でこの2人はずっとくるりというバンド名を守ってきました。日本版オアシスのギャラガー兄弟のような(笑)。くるりのライブには何回も行っていますし、この名コンビはやっぱり外せないですね。今まで全部アルバムを買っています。僕は関東人ですけど、彼らの曲からは京都の風景が見えるんです。京都から見た東京というのがわかるんですよ。僕に音楽の才能があったとしても絶対に書けない曲ですね。

 次はナンバーガールの向井(秀徳)さん。正直、ポジションはどうでもいいんですけど(苦笑)、まあここは右サイドで。見た目はあんまりさえないんですけど、音楽をやっている姿はホントにかっこいい。ギターの田渕(ひさ子)さんも、このメンバーに入れるか迷うぐらいかっこいいですね。僕ぐらいの年齢のギターバンド好きで、ナンバガを通ってこなかったという方はいないと思います。それぐらい定番のバンドですね。

 左サイドはスピッツの草野マサムネさん。ここで言いたいのはスピッツがロックバンドだということです。僕は年の離れた2人の兄の影響で『空の飛び方』や『ハチミツ』といったアルバムから入りました。この2枚は1曲目から全部言えるぐらい聴きましたね。そこからさかのぼってファースト、セカンド、サードと聴くようになったんですが、特にその辺が好きです。初期の頃のアルバムを聴いてもらえると、僕の言っていることが何となく分かると思います。鳴らしたい音を鳴らしている感じがするんですよね。

 4バックの左は元SUPERCARの石渡(淳治)さん。花の97年世代と呼ばれるバンドの一つなんですが、実は僕がよく聴いていたのは高校時代なんです。最初はハマらなかったんですけど、高1の時に親元を離れてすごくしんどい時期にSUPERCARの曲を聴いて支えてもらいました。作詞家としても活躍されている今の石渡さんも好きです。最近は電子音とギター音を混ぜた曲が流行ってますけど、この手法はSUPERCARのサードアルバム『Futurama』でいち早く採り入れていたと思います。自分がハマったのもこのアルバムでした。ただ、ご本人は何かのインタビューで「あまりやりたいことじゃなかった」とおっしゃっていました。才能のある方々のやりたい音楽とみんなが好きな音楽に違いがあること、その難しさを改めて痛感しましたね。

 右サイドバックは、自分のポジションなので悩みましたが、元フィッシュマンズのベーシストを務めた柏原譲さんにしました。亡くなったボーカルの佐藤(伸治)さんを入れるか悩みましたけど、ここは柏原さんで。自分も趣味でベースをやっているので憧れますね。何がすごいかは……聴けばわかります(笑)。他の人が弾くベースとの違いは、素人の僕が聴いても分かると思います。めちゃくちゃかっこいい。プロのベーシストの方もよく「本当にうまい」と絶賛されていますしね。

 次はセンターバックですがその前にGKを。ここは最初から決めてました。スピッツの崎山(龍男)さんです。僕の中でドラムとGKはイコールで重なるんですよ。GKがバンドをやったらドラムになる。性格とか立ち位置とかでそうなると思います。ドラムのことは詳しくないので、スピッツの創設メンバーであり好きなドラマーである崎山さんにしました。

 センターバックを最後にしたのは……悩んだからです(苦笑)。ここはキリンジの堀込兄弟にしましょう。右にお兄さん(高樹)、左に弟さん(泰行)で。キリンジの曲はぜひ子供に聴かせてほしいですね。音楽に奥行きがあるんです。聴くと音楽のいろいろなものが養われると勝手に思っています(笑)。一番好きなのはやっぱり『グッデイ・グッバイ』。昼間のデートで聴いたらその日はうまくいくと思いますよ。

 こうやって選ぶと、なんか自分のことをさらけ出している感じがして恥ずかしいですね(笑)。僕が人格形成される時にハマっていたミュージシャンなので、思春期にこういう曲を聴いていたらこんなんになっちゃいますよ(笑)。

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