中国がTPPへの参加、可能性模索…オバマ氏
読売新聞 6月4日(木)11時0分配信
【ワシントン=安江邦彦】オバマ米大統領は3日、米ラジオ番組「マーケットプレース」のインタビューで、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について「中国は将来参加する可能性を模索している」と述べ、中国が米政府に強い関心を伝えていることを明らかにした。
オバマ氏は、TPP交渉が妥結した場合に、関税引き下げや環境保全、労働者の権利保護など、交渉参加12か国が取り決めた新たなルールを「(加盟していない)中国も国際標準として考慮せざるを得ない」と述べ、中国にも影響力を行使できるとの見方を示した。
与党・民主党は、TPPで産業空洞化が進んで雇用が失われると考える労働組合や、通商の活発化で環境破壊を懸念する環境団体を支持層に抱えており、議員には反対意見が多い。TPP交渉妥結の前提となる、オバマ氏に通商一括交渉権(TPA)を付与する法案が、今後審議が予定される下院本会議で可決されるかどうかは、民主党議員の賛成派を増やすことがカギとなっている。
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