携帯を乗り換えるべきかの判断基準と5万円得する7つの極意

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携帯乗り換え

携帯を乗り換えようかと思っているけど、本当に乗り換えるべきなのか迷っていませんか?

また、乗り換えるとしたら、どうしたら今の携帯料金より安くてお得にできるか知りたいですよね。

このページでは、本当に乗り換えるべきか判断するための基準を、事例とともにご紹介します。そして、乗り換えるときのお得にするための極意を7つにまとめました。

この携帯乗り換えの効果的な方法は知らないと5万円以上損することもあるので、ぜひご参考ください。

1. 携帯乗り換えの5つの「メリット」

1-1. お目当ての機種が激安で手に入る

携帯乗り換えの大きなメリットとして、購入する携帯の機種代金が圧倒的に安くなります。

下記のように、iPhone6(16GB)など機種代金が0円になる場合もあります。2年間の契約が前提となるので、このような場合を「実質0円」と呼ぶことが多いです。

事例1:ドコモをお使いで、iPhone6(16GB)への機種変更・乗り換えを考えている場合

iPhone6(16GB) ドコモで機種変更 ソフトバンク・auに乗り換え
機種代金 891円 0円
月額利用料金 8,640円 8,640
のりかえ割(乗り換え特典) −900円
合計 9,531円 7,740円

機種変更した場合と比べて、機種代金がかからず、さらに乗り換えの特典であるのりかえ割をもらえるため、月額で2,000円近く変わってきます。

また、現在auやソフトバンクを使っていて、他社に乗り換えする場合も同程度の割引を受けることが可能です。

事例2:Xperia Z3(Androidスマホ)への機種変更・乗り換えを考えている場合

一部Androidスマホの場合は、乗り換えよりも機種変更の方がお得な場合もあるので、注意が必要です。

例えば、「Xperia Z3」の場合は、auに乗り換えるよりも、ドコモで機種変更した方がお得な場合があります。乗り換え前に端末代金は、必ず確認しましょう。

Xperia Z3 実質負担金 1ヶ月あたりの料金
ドコモで機種変更する場合 22,032円 918円
ソフトバンクで機種変更する場合 32,400円 1,350円
auに乗り換える場合 23,328円 972円

事例3:Galaxy S6 edge SC-04G(Androidスマホ)への機種変更・乗り換えを考えている場合

一部例外を除き、その他のAndroid機種の場合は、MNPした方が1万円〜2万円安くなります。

Galaxy S6 edge SC-04G 実質負担金 1ヶ月あたりの料金
ドコモで機種変更する場合 79,704円 3,321円
auに乗り換える場合 64,152円 2,673円

1-2. 月額料金が安くなる

乗り換えをしただけで月額料金から割引をしてくれるキャンペーンがあります。

具体的には、以下の2つのキャンペーンを合わせて、1万円〜3万円の割引が可能です。

キャンペーン1. 乗り換え割引

最新スマホへの乗り換えであれば、乗り換え割引として、では月々1万円ほど安くなるキャンペーンを用意しています。

ソフトバンクでは、iPhone 6、iPhone 6 Plus、AQUOS CRYSTAL、AQUOS CRYSTAL X、Xperia Z3への乗り換えで適用されます。au、ドコモでは、iPhoneへの乗り換えのみの適用になるのでご注意ください。

詳しくは、各社のホームページを御覧ください。

キャンペーン2. 下取り割引

iPhone 、スマートフォン、2つ折り携帯への乗り換えであれば、現在使っている機種を下取りし、その対象機種に応じて毎月の通信料金から1万円〜2万円ほど割引するキャンペーンです。

いま古い携帯を使っている方でも1万円以上割引を受け取れるのでかなりお得です。

詳しくは、各社のホームページをご覧ください。

1-3. キャッシュバックがもらえる

実は携帯販売には、ドコモショップやソフトバンクショップなどの携帯各社の公式ショップ、ヤマダ電機などの家電量販店だけでなく、乗り換え専門のオンラインショップや様々な販売方法があります。

その販売方法によっては、機種代金と月額料金とは別にキャッシュバックを受けることができます。

そして、どの方法を選ぶかによってキャッシュバックの金額は、最大5万円程度違ってくることがあります。

販売方法 キャッシュバック 特徴
Web販売店
(おとくケータイetc)
20,000
〜50,000円
  • 店舗運営費がかからないため、キャッシュバック金額が大きい
  • オンラインでの購入ではなく、実際に全国の店舗に足を運んで決断できるので安心
  • デメリットとして、ソフトバンク携帯しか取り扱いがない(au、ドコモは公式オンラインショップのみ)
携帯ショップ
(テルル、カメラのキタムラ etc)
5,000
〜30,000円
  • 2年縛りでなく、契約時に端末代金が無料になる「一括0円」の端末が多く存在する
  • デメリットとして、「有料オプション」という携帯代金とは別に月額課金のコンテンツを契約させられる場合がある
キャリア公式ショップ
(ソフトバンクショップetc)
0
〜10,000円
  •  販売ルートの中で、最優先で最新機種が入荷する
  • キャッシュバックに関しては、出ない場合が多い
  • 混雑している場合が多い
キャリア公式オンラインショップ 0
〜10,000円
  • 販売ルートの中で、最優先で最新機種が入荷する
  • キャッシュバックに関しては、出ない場合が多い
  • オンライン上で予約できるため、当日ストレスが少なく受け取れる
家電量販店
(ヤマダ電機etc)
 5,000〜20,000円
  •  現金ではなく、ポイントで還元される場合がある

販売店の詳しい選び方や、さらにキャッシュバック金額を増やすためのコツは、後ほど「乗り換えを5万円お得にするための7の極意」にてご紹介します。

1-4. 電話番号を変更する必要がない

携帯の乗り換えによって、電話番号が変わるということはありません。

今使っている電話番号を乗り換えた後も、そのまま利用することができるので、

  • 携帯電話番号が変わったことを友人に連絡する必要がない
  • LINEなど電話番号と連動しているサービスでも継続して利用できる

というように面倒な手間はありません。

注:
この電話番号を変えずに乗り換えすることを「MNP」といいます。携帯ショップなどで乗り換えのことを指す場合は、この「MNP」という言葉が使われますので、覚えておくといいと思います。

1-5. 手続きも2ステップで簡単

乗り換えをしたいと思っても、手続きが難しいのではと感じるかもしれません。しかし、実際は機種変更と比較しても10分ほどしか変わりません。

具体的には、下記の「MNP予約番号の取得」と「新規申し込み」の2ステップのみです。

MNPの2ステップ

「MNP予約番号の取得」に関しては、ネットや電話を利用すれば、10分ほどですぐに完了します。

詳しい手順と時間を短縮するためのポイントに関しては、「乗り換え手続きの流れと時間短縮術」にまとめていますので、ご参考ください。

2. 携帯乗り換えの5つの「デメリット」

2-1. 解約金・手数料がかかる

乗り換え(MNP)には、下図のように3種類の費用がかかります。ただし、それ以上に機種代金や月額料金の割引を受けることができるので、気にする金額ではないでしょう。

MNPにかかる3つの費用

  • MNP転出手数料:現在契約中の携帯会社へのMNP手数料です。ドコモ・au・ソフトバンクいずれの場合も2,000円かかります。
  • 契約解除料:携帯は基本的に2年契約です。契約の更新する月(更新月)のタイミングで解約しなければ、「契約解除料」として9,500円がかかります。
  • 契約事務手数料:MNP先での手数料として「契約事務手数料」が3,000円かかります。これは、初月の請求の中に自動的に加算されます。

2-2. 今の携帯会社で使っているアドレスが変わる

乗り換えをすると、今使っている 「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのアドレスが利用できなくなります。そのため、あらためて乗り換え先でアドレスを取得し、アドレス変更通知を友人・知人に送付しないといけません。

そこで、その面倒な作業を簡単にできる方法があるのでご紹介します。

・GmailやYahooメールをメインのアドレスにする

スマートフォンであれば、いま使っているGmailやYahooメールを受信することができます。

なので、そのメールアドレスをメインのメールアドレスにしてしまって、PCでも携帯でも両方受信できるようにしてしまうのが一番手軽でおすすめです。

・アプリを使って、簡単にアドレス変更を送る方法

アドレス変更通知は、手入力だと面倒ですが以下のアプリを使うとラクラク行うことが可能です。

・iPhoneの場合:「GroupMail」

・Androidの場合:「メアドピッカー」

2-3. 貯まっていたポイントが失効する

乗り換えに伴い、それまでその携帯会社で貯まっていたポイントが失効してしまいます。

そのため、乗り換え前に、ポイントを確認し、全て使い切ってしまうことがおすすめです。

・現在のポイントを確認する方法

  • ドコモの場合:「My docomo」→「ポイント・優待サービス」で確認可能
  • auの場合:「au WALLET 」と「auお客さまサポート」のトップページから確認可能
  • ソフトバンクの場合:「My SoftBank」と電話、請求書、ソフトバンクショップで確認可能

・乗り換え前にポイントを賢く使う

新しく購入する機種のモバイルバッテリー、スマホケースなどを購入しておくことをおすすめします。

2-4. 家族割(ファミリー割)が失効する

基本使用料が25%オフ、家族間の通話料30%オフの家族割は、乗り換えてしまうと失効してしまいます。

基本使用料は、乗り換えのキャンペーンやキャッシュバックを利用して割引を受けることができるので問題ないですが、家族間通話は電話を多用されるご家族にとっては気になるでしょう。

しかし、この家族間通話のデメリットを解消するおすすめの方法が2つあります。

・家族でまとめて乗り換えする

一番のおすすめは、家族全員で乗り換えてしまうことです。家族で乗り換えれば、乗り換え先の携帯会社でも家族割引を適用できます。

例えば、ソフトバンクであれば、「ホワイト家族24」で家族間の通話を0円にすることができます。

さらにおすすめする一番の理由として、家族でまとめて複数台乗り換えすることでキャッシュバックの金額が跳ね上げるケースが多いからです。

例えば、1台だと2.5万円のキャッシュバックであっても、2台以上であれば1台あたり3.5万円キャッシュバックを出す販売会社が多いので、ぜひ乗り換えるときは家族まとめてご検討されてみてはいかがでしょうか。

・「LINE」を利用する

家族が全てスマートフォンの場合は、「LINE」という無料アプリを使いましょう。

「LINE」の大きな特徴は、通話もチャットも無料というところです。つまり、ソフトバンクはLINEでの通話、チャットにかかる通話料は一切発生しません。

もちろん、通話の音質などもストレスを感じることのないレベルなので、おすすめです。

2-5. 長期優待割引が失効する

特にドコモ、auを長く利用されている方は、長期優待割引が失効してしまいます。

ただし、割引額は5年以上継続利用し続けたユーザーでも基本使用料の15%なので、現在仮に1,000円だとすると、150円ほどの小額になります。

乗り換えすると、それ以上の恩恵は必ず受けることができるので気にすることはないでしょう。

3. 携帯乗り換えがおすすめの人

機種変更よりも乗り換えの方が簡単な上に、ほぼ確実にお得です。

下記のいずれかに当てはまる人は、特に携帯乗り換えをおすすめします。

3-1. パケ放題で通話も使っていて、月々の料金が高いと感じている人

いまお使いの携帯会社で「基本使用料」+「パケ放題(7GB)」のような契約プランだと、通話料と機種代を合わせて、月8,000〜15,000円になる場合がほとんどです。

他社に乗り換えることで、先ほどご説明した「月額割引キャンペーン」や「キャッシュバック」を受けることができるので、いまよりお得になる場合がほとんどです。

さらに後ほど説明する「乗り換えを5万円お得にするための10の極意」を使えば、よりお得に乗り換えることができます。

3-2. 最新のスマホ機種が欲しい人

iPhone6やXPeriaなど最新のスマホ機種が欲しい場合には、ほとんどの場合、乗り換えをした方がお得に購入することができます。

1〜2万円違う場合も多くありますので、必ずどれくらい違うか携帯ショップの店員にでもいいので確認してみましょう。

4. 乗り換えを5万円お得にするための7つの極意

極意1. 解約金を抑えるために更新月を確認すべし

乗り換えの解約手数料は、9,500円かかってしまいます。

しかし、各携帯会社の更新月とよばれる解約手数料がかからないタイミングがありますので、その時期に乗り換えをするとお得になります。

解約手数料のかからないタイミングに関しては、「MNPにかかる手数料と解約手数料を抑えるための2つの方法」をご覧ください。

極意2. ソフトバンクへの乗り換えはWeb専門店を利用すべし

ソフトバンクに乗り換えるときは、ソフトバンクショップや家電量販店ではなく、Webに特化して集客をしているWeb販売店が、一番もらえるキャッシュバックも多くておすすめです。

実際に、Web販売店の1つである「おとくケータイ.net」にお問い合わせを行ったところ、iPhone6への乗り換えでも3万円を最初から提示してくれました。

また、ネット通販のように、Web上で購入手続きが行われるわけではなく、電話予約の上で、各社の運営事務所に取りに行くスタイルになります。

その場で実物を見て、気に入らなければ契約しないということもできるので、安心です。

<<おすすめのWeb専門店3選>>

・おとくケータイ.net

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おとくケータイ.netは、Web販売店の中でも最大手で一番おすすめです。

大きな特徴としては、以下の3点です。

  • 全国に店舗があり、アクセスが容易
  • 最大手でありキャッシュバック資金が豊富
  • キャッシュバックが、翌月末と速い

おとくケータイ.netよりも、良い条件が出ることは稀かと思います。

・のりかえプロデュース

スクリーンショット 2015-05-13 21.27.36

のりかえプロデュースは、東京・大阪・名古屋に店舗を構える勢いのある会社です。

こちらの会社は、電話対応も誠実で、キャッシュバックの他に「来社までの交通費負担」をしてくれるなど、とてもいい会社なのでおすすめです。

・スマホカフェ

スマホカフェ

スマホカフェも、Web販売店では古参で、こちらも全国で人気があります。

一括0円での販売にも、力を入れ始めており、おとくケータイ.netと並ぶ2大販売店です。

極意3. au、ドコモへの乗り換えは携帯ショップを利用すべし

au、ドコモへの乗り換えを検討している方は、キャッシュバック金額が高い「テルル」などの携帯ショップでの契約がおすすめです。

どこの携帯ショップで契約するかにあたっては、Twitterを利用するのが賢いやり方です。なぜなら、お得なキャッシュバックの情報は日々変わっていくため、Twitterで最新の情報を手に入れる必要があるからです。

方法は簡単で、例えば「auのXperiaに乗り換えたい」という場合は、Twitterの検索で「#au #mnp #xperia」のように入力すると、下図のように一括0円で携帯を販売しているショップが表示されます。

twitterキャプチャ

このようにTwitterを利用すると、条件のいい携帯ショップを見つけることが可能です。

条件に関して、詳しいことは携帯ショップの店員さんに聞くのがよいでしょう。

極意4. キャッシュバックの交渉は月末にすべし

月末に交渉することで、キャッシュバック金額をたくさんもらえることが多くあります。

なぜなら、各ショップで月々の販売ノルマが決まっており、それを達成できないと場合によっては違約金が発生するからです。

つまり、月末では各ショップとも、ノルマを達成するために多少損をしてでも販売するケースが多いので、余裕があれば月末に交渉しましょう。

極意5. 交渉時には解約手数料で悩んでいることを伝えるべし

どのキャリアでも、携帯は2年ごとの更新が基本であり、更新月とよばれる「携帯を契約したちょうど2年後の月」に乗り換えをしないと、解約金が1万円前後とられてしまいます。

これは、乗り換えを行う上でのデメリットになりますが、逆にこの解約手数料で、正直に乗り換えるか迷っていることを販売店に伝えることで、解約手数料負担金という形で5,000円〜1万円ほど追加でキャッシュバックしてくれる場合があります。

極意6. 複数のお店にキャッシュバックの相談をすべし

当たり前ですが、獲得できるはずのお客様がほかの店舗に取られることをどのショップも嫌います。

なので、「A社では3万円を提示してくれたので悩んでいる」など実際に問い合わせや訪問してもらったキャッシュバック金額をベースに交渉することは、基本的ですが、とても有効です。

極意7. 家族でまとめて乗り換えるべし

家族でまとめて、2台以上で乗り換えすることでキャッシュバックの金額が跳ね上げるケースが多いです。

例えば、1台だと2.5万円のキャッシュバックであっても、2台以上であれば1台あたり3.5万円キャッシュバックを出す販売会社も多数あります。

家族割も適用されますし、乗り換えるときは家族まとめてご検討されてみてはいかがでしょうか。

5. まとめ:お得に乗り換えよう

携帯乗り換えがお得だということを知っていただけましたでしょうか?

さらに一般的には知られていませんが、携帯購入といえば、ソフトバンクショップなどのキャリア公式ショップ、もしくは家電量販店の携帯コーナーという印象がありますが、実際には運営維持費がかかっているため、一番とってはいけない選択肢なのです。もちろん、携帯会社のサポートはどこで買ってもついてきます。

なので、繰り返しになりますが、乗り換えであれば、確実に「おとくケータイ.net」「のりかえプロデュース」などのWeb販売店か携帯ショップがおすすめです。

携帯の料金などは本当にわかりにくいですが、正しく知識を得て、月々の携帯代金を圧倒的に安くしましょう。

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