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汚染水漏れ 東電が報告の在り方検討へ
6月5日 9時01分

東京電力福島第一原子力発電所で汚染された水がホースから漏れ出した問題で、原子力規制委員会に報告しないまま高い濃度の汚染水を流していたことについて、東京電力は、現場が事前の報告は必要ないと認識していたことを明らかにしたうえで、今後の報告の在り方を検討していく考えを示しました。
先月、福島第一原発で汚染された水がホースの亀裂から漏れ出した問題を巡り、東京電力が原子力規制委員会に報告しないまま当初の計画より高い濃度の汚染水を流していたことが、3日に開かれた原子力規制委員会の会合で明らかになりました。
東京電力によりますと、当初は汚染された雨水を処理した過程で出た水などをタンクにためて流していたのに対し、先月15日以降はより濃度が高い汚染水もタンクに混ぜていたということです。
この問題について、東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの川村信一広報担当は4日の記者会見で「このタンクには従来からさまざまな水を集めて処理を行っていて、事前の報告もしてこなかった」と述べ、現場では、従来の作業の延長で事前の報告は必要はないと認識していたことを明らかにしました。
そのうえで「汚染された水を漏らしたことは事実で大変申し訳ない。原子力規制庁と議論を深め、至らないところがあれば改善していきたい」と述べ、今後、より濃度の高い汚染水を流す際の報告の在り方を検討する考えを示しました。

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