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博報堂の就活のESを書いてみる

就活の季節になりました。(昨年から大分ズレてますが)

今年は、例年より少しOB訪問を多く受けています。「もっといいアドバイスができなかったのか」と後悔することも多いし、「こんなエラそうなコトを言えるほど、自分が頑張っているのか」と反省することもあります。

 

そして今日はそんな夜でして、眠れなくなってしまったのでPCをとりだし、「自分なら博報堂のESに何を書くのか」に挑戦しようと思った次第です。

 

あなたが大事にしている言葉(座右の銘) × 広告の仕事」というテーマで自由に論じてください。800 文字以内

 

こんな課題がでているそうです。「論ぜよ」というところが気になりますが、まぁあまり深く考えなくてもいいでしょう(博報堂の人は寛容だから)。 それを置いておいても、難しいですよね。エラそうなこというくせに、大したこともかけないのか、と叩かれるかもしれなけど、それはそれで「こんなものか」と受け止めてもらいましょう笑。 

 

「最後は人柄」と「企業ブランド」  
 「最後は人柄だぞ」と、親父はことあるごとに言いました。学校の友だちと喧嘩したとき、自分が何かを自慢する嫌なやつになったとき、親父は僕にそう言いました。その本当の意味が分かるようになったのは、大学も終わりになってからだと思います。それは消えないシミのように、僕の中に確かな跡を残す言葉でした。 

 「すごい人」や「出来る人」よりも、誰かの本当の友だちになれるかどうかは、「人柄」で決まる。そういう考え方です。人柄とは「その人の性質がいい」ことを示します。人の「性質」は、一朝一夕では身に付かないものなので、日日の努力と、徹底的に客観的な自己評価が必要です。いい人柄を創るのは、簡単なことではありません。

 「ブランドづくり」とは、「企業の人柄づくり」である、と僕は考えています。その企業は「どんな言葉使いで話すのか。丁寧な言葉なのか。強い言葉なのか」「燃えるような赤色を使うのか、潔い白黒にするのか」ロゴ、スローガン、コピー、経営者の言葉、映像。あらゆる要素を使って、その企業の人柄を、少しずつ形成していく作業。それが広告を続ける意味なのだと思います。ヴィトンを選ぶのは、高貴で丁寧なものづくりをする人柄ですし、NIKEを選ぶのは、スポーツをこよなく愛する情熱的な人柄です。それらはとても長い年月の徹底した人格づくりから生まれています。上辺の人格は見抜かれてしまいます。口先や外見だけなく、実態が伴うことが不可欠です。

 友だちを選ぶように、人柄で選ばれ、愛される企業になる。それが広告の仕事における目指すべきゴールなのだと、僕は思います。でもその前に、自分自身の人柄を磨くことに打ち込まなければなりません。作り手の人柄が悪ければ、企業のいいブランド(人柄)が創れるわけないのですから。そう考えると、広告の仕事も結局のところ、「最後は作り手の人柄」なのだと思います。(780文字)

 

おやすみなさい。

 

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