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フィリピン大統領が講演 中国をけん制
6月3日 17時16分

フィリピン大統領が講演 中国をけん制
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日本を訪れているフィリピンのアキノ大統領が3日、都内で講演し、中国が南シナ海で浅瀬の埋め立てを拡大させていることについて、「不法な領有権の主張だ」などと述べて、中国をけん制するとともに問題の解決に向けて国際社会に協力を呼びかけました。
フィリピンの大統領としては13年ぶりに国賓として、日本を訪れているアキノ大統領は3日、都内で講演しました。
この中でアキノ大統領は、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で浅瀬の埋め立てを拡大させるなど、海洋進出の動きを強めていることについて、「フィリピンと日本は、中国の不法な領有権の主張に対して、航行の自由と法の支配を訴えてきた」と述べ、中国をけん制しました。
そのうえで、「日本やアメリカ、それにEUなどがこの問題に懸念を示すことが、中国に国際法の順守を自覚させることにつながる」と述べ、問題の解決に向けて国際社会に協力を呼びかけました。
フィリピンは日本からODA=政府開発援助を活用して10隻の巡視船の供与を受けることになっており、アキノ大統領は4日行われる安倍総理大臣との首脳会談などを通じて、海洋安全保障の分野で日本とさらなる連携の強化を図りたい考えです。

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