仏?、ペルシア?、ベトナム?、日本?.................
午前中に会場の最終打ち合わせとちょっとだけ片付けしてきました。
作業も気持ちも準備もだんだんと佳境に入ってきた感じです。
今日も絵付け。
ペルシアの花唐草紋様を”写し”た直径30cm位のお皿を描き上げたあと、
同じような意匠構成でオリジナルな描き方のをもう一枚描いてみました。
”窓”の内に花を描いた後、その間の隙間に唐草を埋めるような構図にして描き......
その唐草の隙間を細い線で不規則に埋めて行くと........................
こうなる。
オーソドックスな染付手法でダミ込んだ(薄い呉須で塗りつぶす事です)方が
作業はずっとと楽チンなのですが、
この手法の方が紋様をより立体的に見せる事ができる気がします。
描き上げたあと........
いつもと違う鮮やかな呉須で描いているとはいえ
普通の透明釉を掛けて焼成したら普通の”日本の染付け”っぽくなってしまうので、
今回は”詫び”という方向性ではなく、”綺麗さび”方向のイメージの釉でと........
細かい筆一本だけで仕上げるのは時間もかかるし、結構大変では有りますが、
筆使いや紋様の埋め方に寄る効果の違いとか面白い部分も沢山あって気づきが毎回あったりします。
”絵付け”や”染付け”と言っても、書き方、筆の、意匠、土とか釉との雰囲気、
焼成方法などによって様々な表情が出せる技法なのでそんな雰囲気の違いも
今回の展示の中でみていただけたらと思います。
PS:今の所まだ”シニアグラス”は不要です............................辛うじて?